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警察官にスカウトされた!警察はどんな人を勧誘しているのか?

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察のyotaroです。

この記事を読んでいる皆さんの中に、警察官から

「警察官にならないかい?」「警察官の試験受けてみてよ!」

等とスカウトされた経験がある方はいませんか?

ネット上では警察官のスカウトに対して、

「ガタイが良い人がスカウトされるんじゃない?」「しつこくスカウトされたことがある!」

といった意見も見受けられます。

この記事では、

・警察官が受験者をスカウトする理由

・どんな人をスカウトしているか

をお答えします。

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警察官が受験者をスカウトする理由

警察官受験者が年々減少しているから

警察官が受験者をスカウトする理由、それは警察官試験の受験者が、年々減少し続けているからです。

あまりにも受験者が少ないと、 極端な低倍率になり採用者の質が落ちてしまいます。

少子化に伴い、受験者が年々減るのは当然なのですが、それ以上に警察官という仕事に対するブラックなイメージが、受験者減少につながっているのでしょう。

警察官にはスカウト件数の努力目標(ノルマ)が課せられている

「警察官がわざわざ若い人に声を掛けてまで、警察官受験を勧誘するなんて、ずいぶん組織をあげて受験者数を増やしているんだな」

と。皆様思いませんか?

実は、警察官には受験者のスカウト件数が、努力目標=ノルマとして設定されているのです。

やたらと勧誘がしつこい場合、そこの警察署、県警はノルマの圧力が強い可能性があります。

切符の件数の考え方と等と同様ですね。

警察にノルマは存在するのか? 努力目標がノルマに変貌する理由【元警察官が解説】

リクルート活動と称して休みに駆り出されることも

私が居た県警の話ですが、若手の警察官は半強制的に、警察官採用活動の「リクルーター」に指定されていました。

これはどういうことかというと

「通常業務とは別に採用活動を積極的にやってね」

って人の指定です。

これに指定された人は、 自分の出身大学や高校に勧誘活動に行かされます。

警察組織では当然ですが、特別な手当もなく、場合によっては休日にやらされるため罰ゲーム的側面が強いです。

私自身、リクルーター時代に休日を潰されて説明会に行かされました。

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警察はどんな人をスカウトしている?

必ずしもガタイが良い人に限らず、 色々な人をスカウトしています。

大学・高校の友人や後輩

大学や高校の友人や後輩を警察官に勧誘することは多いです。

私自身も、高校時代の友人に警察官試験を受けさせたことがあります(笑)

また、警察官は、運動部に所属していた人が多いため、部活の後輩を警察官に勧誘することはよくあります。

とくに、柔道・剣道の有段者は通常の採用試験とは別に、武道採用試験があるため、スカウトする対象になりやすいですね。

受け持ち担当地区に住んでいる若い人

交番のお巡りさんには、 受持区と呼ばれる、自分がパトロールや巡回を担当する地区があります。

この時、警察官を受験できそうな学生さんが訪問先の世帯にいれば、これ幸いとばかりに受験の申込書やパンフレットを渡します。

スカウト件数実績1件を計上できますからねですね。

職務質問や現場で出会った若い人

現場活動で出会った若い人にも積極的に警察官を勧誘しています。

私自身、職務質問で声を掛けた人をスカウトしたことが何回もあります。

もちろん、あまりに変な人は勧誘しませんが、不審点がない人であれば

「警察官の仕事興味ありませんか?」

みたいな感じで雑談がてら勧誘していました。

食いついてくれば儲けもので、スカウト件数1件いただきですね。

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スカウトした人が合格するとリクルーターが表彰される

余談ですが、 スカウトした人が無事警察官試験に合格し採用されると、リクルーターは後日表彰を受けます。

採用された人数が多ければ多いほど、上位の賞をもらうことができ、 最も優秀な実績をあげた人は県警本部長賞をもらうことができます。

とは言え、これが欲しくて頑張る人はあまり居ないとは思いますがね(笑)

基本的にリクルーター活動なんてみんなやりたくないもんです。

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