こんにちは、元警察官のyotaroです。
「警察に110番通報をしたのに来てもらえなかった!」
今回の記事では、そんな経験のある方向けに、警察に動いてもらうための通報方法をお伝えします。
前提:緊急性・至急性のない事案には警察官は来ない
第一前提として、警察は通報すれば何でも来てくれる、とうものではありません。
限られた人員、パトカーの台数でやっているため、何でもかんでも110番で臨場していると本当に必要な人の現場に行くことができないからです。
至急でない相談は警察相談ダイヤル「#9110」に電話
至急性のない相談や困りごとは、警察の相談専用ダイヤル#9110に電話しましょう。
各県警本部の、相談受付専門の警察官が話を聞いてくれます。
彼らは相談受付のプロなので、下手にその辺の交番にかけるよりもちゃんと話を聞いてもらえるのでオススメです。
なお、時間帯は県警によって24時間対応のところと、平日日中だけのところがあるのでご注意ください。
警察が来てくれない、動いてくれないとならないための通報
最重要:結果の折り返しを希望する
例えば、あなたが近隣のバイクの騒音苦情で110番通報をしたとしましょう。
そういった場合、ほとんどのパターンで警察官が付近現場のパトロールに向かってくれるはずです。
しかし、場合によっては
「本当に来てくれたのか?全然うるさいままなんだけど!?」
といったこともあるかもしれません。
まさか臨場をサボることはないはずですが、不真面目な警察官が居ないとも限りませんよね。
そういう時は、110番通報した時に、
「措置結果の折り返しを希望します」
と伝えましょう。
パトロールした結果、注意したのか、発見できなかったのか。
なんらかの結果の連絡があるはずです。
警察署への直接電話ではなく110番通報を活用する
近くの交番や警察署に連絡をかけるよりも、110番通報を活用するのがオススメです。
交番や警察署で電話対応する警察官によっては、話を軽く見て取り合わないタイプの人間も存在します。
その点、110番通報で繋がる通信指令室の人達は、電話受理のプロたちです。
110番通報を受けて、各警察署に「指令」として受理内容を指示します。
指示を受けた警察署は、警察官を向かわせるなり、至急性が低ければ電話をかけて事情聴取をするなりの措置を執ります。
110番通報をすると、確実に本部通信室の記録に残るため、しっかり動いてもらう担保にもなります。
なぜ「警察に動いてもらえなかった!」といった感想を持たれるのか?
対応した警察官の説明不足の可能性が高い
住民からの不平不満・苦情事案につながるのは、コミュニケーション不足が大きな要因です。
110番通報を受けて、全く同じ措置をしたとしても、適切な説明、納得のいく説明があるかないかで大きく印象が変わります。
実際、苦情事案になりやすい人とそうでない人は、そこのコミュニケーション能力に差があると思います。