こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回は、警察官が不祥事を起こすとどうなるか?といった内容についてお話します。
近年、警察官の不祥事が後を絶ちませんね。
職業柄、不祥事に対する市民の方の目は、普通の公務員よりも厳しいものになります。
警察官にあるまじき行為、全くもってその通りです。
yotaroの同僚や知人にも不祥事を起こして辞めていった方がいます。
不祥事と一言で言っても様々で、
一番最悪なのが犯罪を犯した人ですね。
他には金銭問題から女性問題、パワハラ、セクハラなど・・・不祥事の形態は様々です。
こうした警察官の不祥事、全部ひっくるめて警察内部では「非違事案」なんて呼び方をします。
実際に不祥事、非違事案を起こした警察官はその後どうなっているのでしょうか?
懲戒免職 クビになるし退職金も出ない!
不祥事の処分として、最も重いものがこの懲戒免職です。
当然、退職金は出ません。
何らかの犯罪を起こして、逮捕された人はだいたいこうなりますね。
依願退職(自ら辞める)パターン
逮捕までいかず、任意の事件として扱われた場合、懲戒免職にはならないことがあります
とは言え、大体犯罪を犯した警察官は辞めるように促されるため、いずれ辞めていくことが多いでしょう。
この場合、形の上では自分から辞めた、という「依願退職」扱いになります。
依願退職になると、退職金は支給されます。
この依願退職にする処分、警察組織からの最後の温情みたいなものですが、市民の皆様から「警察は身内に甘い」と非難されるポイントですよね。
降格処分(クビまではいかないが・・・階級が下がる)
犯罪まではいかずとも、警察官としてあるまじき行為(不倫やパワハラなど)が露呈した場合、クビにはならずとも階級が落ちるケースがあります。
この辺は正直県ごとの匙加減みたいなところがあるため、一概にどのくらい階級が落ちるのかは言えません。
1階級落ちる人、2階級落ちる人、不祥事の程度によって様々あると思います。
給与や賞与(ボーナス)が減額される処分
交通切符を切られてしまったりすると、この処分を受けることになります。
警察官と言っても、ちょっとした油断や慢心から交通違反を犯すことがあります。
yotaroの知人で速度超過の違反をしてしまった人は、2回分のボーナスが大幅に減額されていました。
警察官として非常に優秀な方でしたが、どんなに日頃の勤務態度が良くても、ボーナスの評定は最低レベルの評価になってしまいます。
yotaro的には、本来ボーナスの査定はその人の普段の仕事ぶりで評価されるべきだと思うのですが・・・警察官という仕事の特殊性もあり、仕方がないですね。
警察を不祥事で辞めて、再就職は? 意外と普通に就職できる
不祥事で警察を辞めた人がその後いったいどうなっているのか?
私の知りうる限りでは、意外とすぐ何らかの仕事に就いている人が多いですね。
意外なもので、何とか職に就き食べていくことはできるのでしょう。
知り合いの会社に入った方、警備会社に入った方、また公務員になった方・・・等々がyotaroの周りにはいました。
何とか食べていくことは出来るでしょうが、不祥事は同僚や家族を悲しませ、市民の信頼を裏切ることになります。
不祥事・非違事案の絶無を願います。
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