PR

警察官が偉そうだったり態度が悪いのはなぜなのか?【元警察官の見解です】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

yotaroをフォローする

こんにちは、元警察官のyotaroです。

皆様の中に、警察官の偉そうな態度、高圧的な態度に腹を立てた経験がある方はありませんか?

交通取締を受けたときや、職務質問を受けたとき、交通事故の現場など・・・

対応した警察官の態度や口調に

「何だあの態度!?ムカつくわぁ~!」

と腹立たしい気持ちになった方も居らっしゃると思います。

今回は、警察官が偉そうにするのはなぜなのか?といった内容についてお話します。

偉そうな態度、高圧的な態度を取る警察官が一定数存在するのは紛れもない事実です。

私自身も現職中、そういった「偉そうな警察官」に対しては苦々しく思っていました。

偉そうな態度や高圧的な態度って、なんのメリットもないと思うんですよ。

スポンサーリンク

偉そうな態度をとる理由とは?仕事柄なのか?

警察官という仕事柄、偉そうにすることを求められているのでは?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、警察学校であろうと現場の警察署であろうと、そんなことを指導されることはまずありません。

それではなぜ、一定数偉そうな態度や高圧的な態度をとる警察官が一定数いるのでしょうか。

理由1 自分が偉くなったと勘違いしてしまっている人

皆様ご存知のとおり、警察官は市民の方に対して強制力を行使できる大きな権限を持っています。

勘違いした警察官の中には、大きな権限があることで、自分自身が偉くなったかのように勘違いしてしまう者が一定数居ます。

yotaroの同僚にも、普段は温厚なのに、なぜか市民相手になるとオラついてしまう方が居ました。

そうした警察官の中には、「オラつかないと、市民相手にナメられる」という認識が少なからずあるのだと思います。

理由2 元々ちょっと変わっている、警察官としての資質に欠ける人

警察官といってもまともな人間ばかりではありません。

元々ハラスメント気質の者や、常人とは異なった価値観を持つ者もいます。

平気で噓をつく警察官だっています。

同僚の財布から金を盗む警察官だっています。

採用試験の段階で、こうした頭のネジがぶっ飛んでる人を除外出来れば良いのですが、現状そういった方でも警察官になれてしまうのが実態です。

こうした方達は、市民からの苦情だろうと上司からの指導だろうと意に介しません。

ある意味無敵の人ですね。

理由3 激務のため心に余裕がなくなっている人

日常的に忙しいため、心に余裕が無くなってしまい、仕事にもそれが表れてしまう人もいます。

仕事中はずーーーっとイラついている人、ちょっと忙しくなると気性が荒くなる人も一定数居ます。

立て続けに事件・事故が重なってくると、市民応対にも余裕がなくなり、雑な対応、ぶっきらぼうな対応になってしまう人は多いですね。

とはいえ、高圧的な態度をとっていい理由にはなりませんね。

スポンサーリンク

警察官の偉そうな態度・高圧的な態度はデメリットの方が大きい!

ここまで警察官が偉そうになる理由について述べてきました。

改めて思いますが、偉そうな態度や高圧的な態度は全く必要が無いものと考えます。

むしろ、高圧的な態度や偉そうな態度はデメリットの方が私は大きいと思います。

デメリット1 苦情に繋がりやすい

現場では何事もなく終わったとしても、後日市民の方から警察官の態度に関して苦情が来ることがあります。 

苦情を受けると、その時の状況等について簡単な書類を作ることが求められます。

現場での雑な対応が原因で、余計な仕事が増えてしまうわけです。

だったら、最初から丁寧な対応を心掛けたほうが良いですよね。

デメリット2 現場で反感を買いやすい

例えば、交通指導取締りの現場。

同じ内容の指導をしても、言い方や態度一つで受け手の反応は全く違ったものになります。

「交通違反は認めるが、態度が気に入らねえ!」

と切符のサインに応じてもらえない、なんてことも。

逆に、警察官が真心を持った対応をすれば、交通違反をした運転手さんから感謝の言葉を引き出すことだってできます。(毎回そうではないですよ)

デメリット3 警察全体のイメージダウン=組織力の低下

高圧的な態度をとって、現場で揉めたり苦情にならなかったとしても、警察官全体のイメージは確実に悪くなります。

警察官の方は忘れてしまっても、不快な思いをした市民は絶対に忘れません。

警察の仕事は市民の協力が不可欠です。

警察組織に対するイメージダウンが続くと、いざという時に市民からの協力を得られなくなってしまいます。

警察の組織力の低下は、最終的に治安の悪化にもつながります。

スポンサーリンク

求められるのは毅然とした対応

「偉そうな態度がだめならへりくだれば良いのか?」

決してそうではありません。

警察官という仕事の性質上、あまり下手に出すぎる訳にもいきませんからね。

高圧的にならなくても、へりくだらなくても、警察官として毅然とした対応をすれば良いのです。

警察学校を卒業して、現場で活動している警察官にとってそんなに難しいことではないと思うんですけどね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
警察お役立ち情報警察の仕事