こんにちは元のyotaroです。
今回は、警察の階級の上がり方について紹介します。
警察官が階級をあげる方法は昇任試験に合格すること
基本的に、警察組織で階級を上げるには昇任試験に合格する必要があります。
どんなに優秀であっても、昇任試験に合格しないことには上は目指せません。
警察官の階級ごとのなる方法
警察官のそれぞれの階級となりかたについて、下位の階級から順に紹介します。
巡査のなりかた
ノンキャリ警察官はこの 「巡査」の階級からスタートです。
採用試験に合格し、警察学校に入校した段階で「巡査」の階級に任命されます。
巡査長のなりかた
大卒は2年、高卒は6年現場で経験を積むと、翌年「巡査長」になります。
余談ですが、 巡査長についてネットで調べると、「優秀じゃないと巡査長になれない」といった記事もみかけますが、 よっぽどのことが無い限り巡査長には自動的になれます。
ごくまれに、何年たっても巡査のままの人が居ますが、それはたいていヤバい人です。
巡査部長のなりかた
巡査部長の階級には、基本的に昇任試験に合格しないと上がることができません。
なかなか昇任試験に合格しない、もしくは自分の意志で万年巡査長の人も珍しく
ありません。
通常の昇任試験とは別に、 「選考試験」という面接だけの試験で巡査部長に合格する人もいま この制度は、なかなか巡査部長に合格しないけど、仕事能力的には行けるよねって人の救済 みたいなものです。
うちの県警では、35歳~の巡査長が選考試験の対象でした。
なお、 国家公務員一般職試験を経て警察庁に採用された警察官、通称準キャリアは、
巡査部長からのスタートになります。
警部補のなりかた
巡査部長と同様に、 警部補になるのも昇任試験に合格する必要があります。
巡査部長試験に合格してきた人たちとの競争試験になるため、内容的にも難易度は
上がります。
警察署でいうと係長クラスの階級です。
警部のなりかた
警部になるのにも昇任試験に合格する必要があります。
警部補の時と同じ考え方で、試験難易度は警部よりも高くなります。
警察署でいうと、課長クラスの階級です。
警視、警視正のなりかた
当然ですが、 警視やその上の警視正になるのにも試験に合格する必要があります。
ただし、警部までの試験とは少し異なります。
単純な点取り競争でなく、かなり組織の内部事情が影響する選考試験になります。
私自身、警視の試験を受けたことはありませんが、私の上司が警視試験を受けた時の話です。
警視試験の面接官に 「○○くんごめんな、今回は××くんの方が先だから、○○くんは次以降受かるよ」
等と言われ、その年の警視試験は落とされたようです。
翌年、また警視試験を受けたら今度は受かったそうです。
警察署内では、警察署の署長クラスの階級です。
警視正より上の階級も警視、警視正と同様に、組織事情が影響する選考試験なので詳細は割愛します。
警察の階級について詳しい解説はこちら
それぞれの階級については以下の記事で解説しています。