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警察官の不祥事が10年ぶりの増加!不祥事理由ランキング第1位は・・・

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

警察官の不祥事が10年ぶりに増加したとのことです。

警察の懲戒処分10年ぶり増加、セクハラなど「異性関係」が最多93人…都道府県別も発表

2023/02/09 18:01

警察庁は9日、昨年1年間に懲戒処分を受けた全国の警察官と警察職員は前年比72人増の276人となり、10年ぶりに増加したと発表した。

 内訳は、免職27人、停職47人、減給125人など。処分理由はセクハラなどの「異性関係」が最多の93人で、「窃盗・詐欺・横領など」が40人、「交通事故・違反」が29人だった。都道府県警別では千葉が35人で最も多く、次いで警視庁31人、大阪18人だった。

引用元:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20230209-OYT1T50186/

非常に情けない話ですね。

警察官による不祥事は、市民からの信頼の低下・職員全体の士気低下に繋がります。

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不祥事の処分理由第1位 「異性関係」

警察組織はまだまだ「男社会」です。

職場内で下ネタが活発に飛び交うシーンは良く見られます(笑)

女性が居ない場なら良いのですが、無自覚に言っちゃうデリカシーの無い人、居ますよね。

近年、セクハラを防止するための研修も頻繁に行われていますが、加害者はセクハラに無自覚であることが多いですね。

yotaroが居た県警では、各警察署に、セクハラ・パワハラ相談員として警部補以上の人間が任命され、そういった悩みごとの相談窓口になっていました。

しかし、その相談員に任命された人間が、セクハラをして処分を受けたなんて話もありました。

セクハラ加害者から聞き取りを行うと、だいたいの人間が

「セクハラをしている自覚は無かった」なんて答えるそうです。

余談ですが、警察組織内では不倫も結構多いです。

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今までは揉み消されていた不祥事が顕在化した可能性も

少し逆説的な話になりますが、警察内部での不祥事の揉み消しが少なくなってきた傾向とも言えるかもしれません。

ぶっちゃけ、不祥事の揉み消しなんてのは良くある話でした。

なぜ揉み消されるのでしょうか?

それは、警察官の不祥事を調査するのが第三者機関ではなく、基本的に警察内部の人間がやっているからですね。

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警察官の不祥事を調査する監察課

警察内部の不祥事は、警務部の監察課という部署が調査して、処分を行います。

身内の不祥事を捜査して懲罰を与えなければならない、嫌な仕事ですね。

しかし、不祥事を起こした警察官がお偉い方で、監察課の課長クラスと懇意だったりすると・・・不祥事がロクに調査されず有耶無耶になったりします。

余談ですがこの監察課、現職の警察官からはめちゃくちゃ嫌われてます。

監察課の職員もそのことはよーく分かっています(笑)

ちっちゃい悪事を大げさに処分して、大きな悪事を見逃す。

yotaroの監察課のイメージもそんな感じでした。

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