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刑事の忙しい時期はいつ?どれくらい忙しい?【元警察官が解説】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

今回は「刑事の忙しい時期」についてお話します。

刑事というと何となく忙しそう、というイメージがあると思いますが、具体的にどういう時期に忙しくなるのか?

どれくらい忙しいのか?

私の経験や見てきたことを元にお話しします。

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前置き:基本的に刑事課はいつだって忙しい

前置きになりますが、基本的に刑事課はいつだって忙しい部署です。

私が現職だった頃から、土日出勤当たり前の環境ではありました。

ちょっとした事件や検視などが入ると、あっという間に慌ただしくなるのが刑事課です。

そんな刑事課においても、特に忙しくなる時期について紹介します。

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地方選挙や国政選挙の時期 選挙違反情報収集のため

国政選挙や地方選挙がある時期は、刑事課も多忙を極めます。

なぜ選挙だと忙しくなるのでしょうか?

ピンとこない方もいらっしゃると思います。

選挙の時期に忙しくなるのは、選挙に伴う贈収賄等の汚職事件の捜査のためです。

汚職事件は、選挙という民主主義の根幹を揺るがす事件であることから、「国民全員が被害者」となる犯罪と言われています。

事件が起きる、起きないにかかわらず、選挙違反情報の収集活動を行う必要があります。

選挙前一か月くらい前になると、それぞれの警察署において「選挙対策室」が立ち上がります。

そこからはほぼ休みなしで選挙違反情報の収集、分析に動き回ることになります。

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重大事件が発生した時 捜査本部出来たら1か月~3か月は休めない!?

殺人事件などの「重大事件」が発生すると、警察署内に捜査本部が立ち上がります。

捜査本部級の事件が発生すると、文字通り休みなしで働くことになります。

警察署内の各課から応援の人員も受け入れます。

私も地域課の巡査時代に、殺人事件の捜査本部に呼ばれて一か月間従事しましたが、リアルに1日も休みはありませんでした。

この捜査本部での仕事に加えて、通常の当直勤務もこなさないといけないため、捜査本部級の事件が発生すると非常にハードです。

ただし、自分が従事した殺人事件は、既に犯人が判明している事件であったため、捜査本部の中では非常にイージーな方ではありました。

これが犯人が分からない状態、「死体遺棄事件」認知からのスタートとなると、

「最低でも3か月は休めない」

と当時の上司から言われました。

「自分は絶対刑事にはなれないな~」

と思った瞬間でした(笑)

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警察の組織事情