皆様は警察学校に対してどんなイメージを持っていますか?
近年警察学校を舞台にしたドラマが注目を浴びたこともあり、yotaroも知人や住民の方から警察学校の実態について聞かれることが度々ありました。
実際ドラマの方は演出の都合上やりすぎ感は否めませんが、よく警察学校について取材して作られているものであったな、と思います。
朝の慌ただしい感じのシーンなどは、当時を思い出して胃に不快感を覚えました。
これから警察官の試験を受けようと思っている人や、警察学校への入校を控えている人は、警察学校に対して色々と不安に思うこともあるでしょう。
今回は、警察官受験生やこれから入校予定の方が気になるであろう「警察学校でどのくらい辞めていく(辞めさせられる)のか?」についてお話します。
警察学校で辞める人はどれくらい居るの?
明確なデータは公表されていないので、あくまで私が居た自治体や、他県の知人から聞いた話がベースになります。
入校した学生のうち、1~2割は卒業できずに辞めていきます。
私が入校した期もだいたいそのくらいでした。
入校生が100人いれば、だいたい残るのは90~80人くらいですね。
卒業後、実際に警察署に配属された後から辞めていく人も当然います。
どんな理由で辞めていくの?
自ら辞めることを選ぶ人、半ば強制的に辞めさせられる人、人によって様々です。
大きく分けると
- 自己都合で辞める人
- 警察官としての適格性に欠けると判断され、辞めさせられるもの
上記の二つになります。
自己都合で辞める人って?
警察学校に入ったものの、組織風土に馴染めなかったり、自分の意志で辞めていく方がいます。
私の身の周りであったものとしては、
- 入校してあまりの厳しさに耐えられなくなった
- 本当は消防士になりたかったが警察しか受からず、試しに入校したが嫌になった
- 現場に出るのが怖くなり、行政職の公務員試験を受け直したい
- 過酷な訓練に体力が保たなかった
等です。
辞めさせられる人って?
試験に合格したものの、警察学校で警察官としての適格性が無いとみなされ、半ば強制的に辞めさせられるパターンもあります。
私の身の回りであったものとしては
- 入校中の試験でカンニングをした
- 交際相手が●●関係者だった
- 同僚の財布から金を盗んだ
- 飲酒運転をした
等がありました。
もはや警察官以前の問題といった内容ですね。
正直、yotaroの目から見ても「こいつは辞めさせた方がいいだろう・・・」という人はちらほらいました。(未だに現職の人もいます)
正直警察官の試験はそこまで難易度が高いものでもないため、採用される人間にしても玉石混合、とんでもないク●が紛れ込んでいることがあります。
警察官になる前は、「どうして警察って不祥事多いんだろう?」と思っていましたが、警察になってみると不祥事の多さにはある意味納得するところではありました。
(もちろん、真面目に一生懸命やっている人が大多数です)
警察学校では排除しきれない不適格者がそのまま警察官として働いているケースが多いんですね。
そこで警察職員一人一人の身上把握の重要性が増してくるのです。
↓不適格者と見なされた元警察官の手記です。非常に重い内容ですが、読みごたえがあります。
警察学校で辞めさせられないために
自己都合で辞めるのは仕方がないものとして、辞めさせられないようにはしたいものですね。
運動が出来なくても、勉強が出来なくても、本人にやる気や頑張る姿勢があれば、教官は見捨てたりしませんし、辞めさせれることはほぼないでしょう。
教官の言うことをちゃんと理解し、同僚と協調して生活してれば警察学校は乗り越えられます。
警察官を志す人は皆、最初から真面目で正義感があるかと言ったら決してそんあなことはありません。
そんな人達であっても、警察学校で揉まれることで、警察官としての資質が磨かれ巣立っていきます。
参考:コチラの記事では警察学校に関する疑問や噂に関する記事を網羅していますのでご活用ください↓