こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回は「警察学校に学費はかかるのか?」と言った問いに答えていきます。
警察官を目指そうとしている方の中には
「警察学校に通うのも学費が必要なんじゃないか」
と思っている方もいるのではないでしょうか?
いわゆる「学校」なんて名付けられているので、学費がかかると思ってしまうのも無理はありませんよね。
参考:コチラの記事では警察学校に関する疑問や噂に関する記事を網羅していますのでご活用ください↓
警察学校の学費は無料 さらに給料ももらえます
高校や大学でかかる学費のような、教育を受けることに関する費用は一切かかりません。
広島県警のページにも以下のように記載されています。↓
Q 警察学校は学費が必要なのですか?
A 必要ありません。警察職員として必要な知識と技能を修得することが仕事ですので,給与が支給されます。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/saiyou/010-saiyou-gqanda.html
仮に、警察学校に学費までかかっていたら、途中で辞める人が続出するでしょう(笑)
さらに、給与だってもらえます。
初任給の額面通り、大卒ならば20万近くが総支給として支給されます。(ここから税金が引かれます)
4月に入校した場合、二か月後の6月には夏のボーナスだってもらえます。
学費がかからない理由とは?
警察学校で勉強することが仕事だから
警察学校の生活は、あくまで仕事です。
警察官として、現場で活動するための体力や知識を身に着けるための場です。
高等学校や大学のような、学費はかかりません。
むしろ、勉強や運動をしながら給料がもらえます。
他の行政職の公務員と比較すると、入校中であっても破格の給料がもらえます。
お金をもらって勉強することのプレッシャーもある
「勉強しながらお金がもらえるなんてラッキー」
と思った方もいるかもしれません。
しかし、お金をもらって勉強するということは、市民の税金で勉強をしているということです。
警察学校の教官からも
「お前らは税金で勉強させてもらっているんだぞ」
と言った圧はたくさん受けるでしょう。
あまりにも学業や訓練の成績が悪いと
「こいつは警察官としてやっていくのは難しい」
と見なされ、退職を勧められることもあります。
学習に用いる教材などは自費負担
学費は無料とはいえ、学習に用いる教材や寮生活で使う備品などにはお金がかかります。
具体的には、
・教科書代
・柔道着、剣道着
・寮の布団のシーツ代
・食事代
などです。
諸々合わせると、最初の月にかかる費用が10万円くらいだと思います。
その初期費用の絡みから、警察学校入校前に
「10万分くらい持ってこい」
と指示があるところも多いのではないでしょうか?
警察学校入校中は貯金を作りましょう
もろもろの諸経費はかかるとはいえ、警察学校入校中は学校に軟禁されることもあるため、そんなにお金を使う機会はありません。
大卒なら半年、高卒なら10ヶ月。
普通に生活していれば、それなりにお金は貯まると思います。
ただし、警察学校の学生の中には、入校中に借金をしてしまうものも少なからずいます。
私の同期生には、スマホゲームへの課金とギャンブルで借金を作ってしまった人がいました。
首都圏や繁華街が近いところだと、コッソリ風俗通いをして散財してしまう、といった話もよく聞きます(笑)
借金が教官にばれると、身上指導としてかなり厳しく追及を受けるので、借金は極力バレないように返済しましょうね。