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警察官は誰でも受かるって本当?倍率的にはそうでもない!?

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

今回は、

「警察官の試験は誰でも受かるのか?」

といった疑問についてお答えします。

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警察官は「誰でも受かる」とまでは言い切れない

不合格者がいる以上、誰でも受かる、とまでは言い切れません。

むしろ、警視庁なんかは近年倍率が上昇傾向にあります。

参照:令和5年度警視庁採用サイト

合格倍率

男性警察官

令和4年度令和3年度令和2年度
受験者数合格者数倍率受験者数合格者数倍率受験者数合格者数倍率
Ⅰ類5,3798866.15,8451,0275.72,9606434.6
Ⅲ類2,49224310.31,3441588.51,5432137.2

女性警察官

令和4年度令和3年度令和2年度
受験者数合格者数倍率受験者数合格者数倍率受験者数合格者数倍率
Ⅰ類1,9422617.41,8743036.29061655.5
Ⅲ類9331486.3506786.5530826.5

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/saiyo/2023/recruit/info-police.html
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警察官は誰でも受かる?と言われる理由

年度内に複数回受験できる

特定の県警にこだわらなければ、年度内に警察官の採用試験を何度も受けることができます。

地方の県警は未だに年1採用のところもありますが、警視庁なんかは年に3回も試験があります。

受験機会の多さは、間違いなく受かりやすさに繋がっています。

身長・視力の要件が緩和されてきている

以前は身長や視力の要件を満たさない人は門前払いでした。

しかし、近年受験生を確保するために要件が緩和されてきています。

筆記試験の負担がホワイトカラーの公務員に比べて少ない

警察官の筆記試験は、教養科目のみで済みます。

行政職と異なり、専門科目の勉強を要しません。

筆記試験の足きりもそこまで高くないため、必死に公務員試験の勉強をしなくても、受かってしまうことは十分考えられます。

実際私の同期生にも、ほとんど勉強せず受かったと豪語する人が居ました。

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組織内部では「合格者の質は年々落ちている」と言われている

私が採用になった頃からずっと言われていることですが、 年々合格者の質は下がってきているようです。

私自身、あまり言えたものではないのですが、一緒に仕事をしていると

「なんでコイツ試験受かったんだ?」

みたいな人を見かけます。

あまり大きな声では言えませんが、

「よく適性検査に引っかからなかったな~?」

ってタイプの異常者も合格しています。

本来落とさなくてはならない人間が、何かの間違いで受かっているのですね(笑)

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何回受けても絶対に受からない人もいる

警察官試験が受かりやすくなっているとはいえ、絶対に受からない人もいます。

警察と敵対する組織の関係者は、どんなに高得点でも絶対に警察になることはできません。

合格者を決定する際、必ず身辺調査は行われています。↓

警察官の身辺調査って?警察官採用試験に身辺調査はある!

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