こんにちは、 元警察官のyotaroです。
今回は、 警察学校の「連帯責任」で負わされる罰についてお話します。
警察学校の実情や厳しさについて語られるとき、何かと「連帯責任」 でが罰を受ける話がありますよね。
一人のミスで教場全員が罰則を受ける、みたいな。
警察学校への入校を控えている方にとっては、
「どの程度の罰を受けるのか」
気になるポイントではないでしょうか。
今回の記事では、 学生のやらかしを例示し、 どんな連帯責任が予想されるか、 実話をもとに紹介します。
参考:コチラの記事では警察学校に関する疑問や噂に関する記事を網羅していますのでご活用ください↓
学生のやらかし別 負わされる連帯責任の罰則
警察学校生活において、教場の誰一人問題を起こさず卒業できる、なんてことはまずありません。
人間だれしも間違いや失敗を起こすものです。
授業や点呼で集合場所に遅れた者がいた場合→筋トレ
授業の集合時間に遅れたりするやつが居ると、連帯責任で筋トレをさせられます。
腕立て、スクワット、 バービーなど、 種目や回数は教官によりけりです。
途中で手抜きするやつがいると、回数をさらに増やされることがあります(笑)
部屋点検で汚い箇所が見つかった場合 → 部屋が教官に荒らされる
警察学校では不定期で、教官による部屋点検が行われます。
この際、整理整頓がされていない机やベッドがあると、部屋の全員の机やベッドがぐちゃぐちゃに荒らされます。
まるで台風でも通り過ぎたかのような惨状ですよ。
はたから見ればとんでもない話ですが、 警察学校ではある種恒例行事みたいなものになっています。
朝夕の掃除が行き届いていなかった場合 → 掃除やり直し
警察学校では朝と夕方に、部屋単位や教場ごとに清掃場所を掃除します。
清掃場所は教官が巡回して回ります。
この際、サボっている姿を目撃されたり、綺麗になっていない場合は、全員で掃除のやり直しです。
外出や外泊に関するルールを破った者がいた場合 → 外出・外泊の禁止
警察学校では、 外出や外泊にも細かいルールが指定されています。
例えば
・外出の範囲
・外出する時間
など細かく指定されていますし、 勝手に外に出ることは許されません。
必ず教官の許可を得ることが必要です。
こうしたルールに違反する学生が居た場合、 教場の学生全員が連帯責任を追う可能性があります。
具体的には、 一週間の外周外泊禁止などの措置でしょうか。
それに加えて、ルールを破った当事者たちには毎日教場の当番をやらされる等の罰が与えられます。
階級章を無くした者がいる場合 → 教場全員で探す
階級章以外にも、装備品を紛失した者がいる場合は全員で大捜索が始まります。
教官に紛失を報告する=全員で大捜索という図式が出来上がっています。
そのことから、装備品を紛失した場合に教官にどのタイミングで言いに行くか?
非常に悩むことになります(笑)
授業中寝ている者がいた場合 → 走らされる
警察学校の授業中に寝るのは厳禁です。
一人二人寝てるやつがいるくらいなら、そいつらがグラウンドを走らされたり、立たされる程度で済むでしょう。
しかし、皆が寝てしまう授業も中にはあるものです。
あまりにも居眠り者が多い場合、 全員で走らされたり、 教官が授業放棄をするなどの厄介なことになります。
教官が授業放棄をした場合は教官室まで総代などが代表で謝罪に行きます。
小学校や中学校でありそうなシチュエーションですね(笑)
そうならないためにも、警察学校の学生はみんなで協力して寝ないように頑張るのです。
警察学校の生活では連帯責任から逃れられない!
具体的な例を挙げて連帯責任の罰について述べてきました。
これらは全て、 yotaro が実際に経験したり見聞きしたものです。
他にも色々あった気もしますが、
警察学校で生活をしていると、誰かしらが何かしらの問題をやらかすものです。
自分の責任でなくとも、 筋トレや外出禁止をくらうこともあるでしょう。
しかし、これほどの理不尽を味わうのはこの警察学校の期間だけです。
学校とは言え、仕事と割り切って乗り切りましょう。
↓非常に重い内容ですが内容は非常にリアルです。