こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回はの記事では、
「警察のヘリコプターは何をしているのか?」
といった疑問についてお話します。
よく警察のヘリコプターを見かけるけど、空から何をしているの?
と思われる方も居ますよね。
実際私自身も、警察官になるまでよく知りませんでした。
警察のヘリコプターの任務
上空からパトロールをしている
県警のヘリは、通常時は上空からパトロールを行っています。
私自身、ヘリコプターで勤務したことはないので、上空からどんな着眼点を持ってパトロールをしているのかは、推し量ることしかできません。
ただ、警察無線でちょくちょくヘリコプターの操縦士が
「今からパトロールいきますよ~」「今から戻りますよ~」
と報告を入れているのは聞いていました。
上空から何かしらの治安維持活動を行っているのですね。
被疑者・車両を追いかけている
県警のヘリは、事件や交通違反の被疑者・車両の追跡をしていることもあります。
パトカーでの犯人追尾は見失うこともありますが、上空から見通せるヘリコプターの協力は本当に頼もしいです。
ヘリコプターが適宜、犯人の進行方向や速度を無線で報告してくれるおかげで、地上部隊も動きやすくなります。
山岳遭難者の捜索・災害の救助活動をしている
山岳遭難や災害の救助といえば、ヘリコプターの出番です。
上空から遭難者や被災者を発見することができるため、人命救助にとても役立ちます。
ただし、ちょっとでも天候が悪いとヘリコプターを飛ばすことができないため、悪天候の際は地上部隊の活躍に頼らざるを得ません。
どんな人が警察ヘリを操縦している?
警察ヘリの操縦にはヘリコプターの操縦士資格が必要
警察のヘリを操縦している人は、普通の採用試験を受けた警察官ではありません。
私が居た県警では、「技官」という警察職員の採用で、巡査や巡査部長といった階級のある「警察官」ではありませんでした。
また、操縦士は基本的にヘリコプターの台数が決まっている以上、数多く採用されることはありません。
退職者が出るタイミングでもない限り、募集すらしていないでしょう。
警察ヘリの操縦士は、非常に狭き門と言えますね。