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原付に乗っている警察官は何をしてる?【元警察官が解説】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

街中で警察官が、原付やカブに乗っている姿を見たことはありませんか?

「白バイなら交通取締りをやっているってわかるけど、原付やカブで何をしているの?」

と疑問に思われる方もいると思います。

彼らはいったいどういう目的で原付やカブに乗っているか?

お伝えします。

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原付やカブでに乗っている警察官の仕事

原付やカブで動いているのは、主に地域課の警察官、いわゆるお巡りさんです。

担当地域のパトロール

バイクに乗って管内のパトロール活動をしています。

パトロール活動中、交通違反を発見した場合、取締りを行うこともあります。

ただし、原付やカブは、そもそも交通違反取締を前提に作られたものではないため、赤色灯やサイレンが付いていません。(少なくとも私が居た県警にはなかった)

そのため、カブで走行中に交通取締りをやるか否かは、個人の裁量によります。

カブで積極的に交通取締りをやる人は、笛を鳴らして一生懸命違反車を止めます(笑)

交通違反にノルマが課せられている場合は、無理をしてでもやらざるを得ないことも・・・

県警によっては、危険を伴うことから一律で禁止している場合もあります。

巡回連絡をしている

担当地区の世帯を1件1件訪ねて回る、「巡回連絡」という業務をしています。

この巡回連絡は、警察官が直接家を訪ね、居住者の実態把握を行うもので、年に1回程度行くように指示されています。

巡回連絡は、カブやミニパトを使ってだいたい1人で回ります。

事件・事故の現場に向かっている

110番の指令を受けて、 事件・事故の現場に向かうこともあります。

簡単な事案であれば、一人で処理することもあります。

一人で手に負えない場合は、本署に応援を求めます。

原付やカブに乗っている警察官は、このような仕事をしています。

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余談:バイクに乗る時のヘルメットが貧弱すぎる

余談ですが、私も現職の時もカブに乗ったことがあります。

カブに乗る時のヘルメットは、バイク専用のものではなく、警察学校でもらった事故現場用のヘルメットでした。

バイザー等の風よけももなく、クッション性があるとは思えないスカスカのヘルメットで、強度的にはかなり不安なものでした。

常々県警には「金がない金がない」と言われてきましたが、

「職員の命を守るヘルメットくらい、ちゃんとしたものを支給して欲しい」と心から思っていました。

こういった例からも、「警察組織ってブラック寄りだったよなぁ」と改めて思わされます。

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警察の組織事情