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【岡山県警不祥事】管区警察学校出向中の警視正が不同意性交容疑で逮捕!

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

岡山県警から出向中の警察官がとんでもない不祥事を起こしました。

内容は以下のとおりです。

警察の身分伝えて性的暴行の疑い、警視正の男を不同意性交容疑で逮捕

11/7(火) 13:38配信

 マッチングアプリで知り合った女性に警察官だと伝えた上で性的暴行を加えたとして、広島県警は7日、中国四国管区警察学校(広島市)の指導部長で警視正の●●●●容疑者(58)を不同意性交と強要の疑いで逮捕し、発表した。●●容疑者は「女性と会ったことは間違いないが、性交や強要はしていない」と容疑を否認しているという。 県警捜査1課によると、●●容疑者は9月30日午後10時半~11時40分ごろ、広島市中区のホテルで、マッチングアプリで知り合った初対面の20代女性に「実は警察官なんだよ。売春を担当する部署にいる。これは犯罪になる」と言って抵抗できない状況にして性的暴行を加え、女性に「始末書」と題した書面を1通作成させた疑いがある。  また、10月2日午後6時半ごろに女性宅の近くで待ち伏せ、女性から携帯番号を聞き出した疑いもある。いずれも勤務時間外だったという。  ●●容疑者は、上着の下に着ていた階級章付きの警察の制服を女性に見せており、警察官であることを信用させようとしたとみられるという。  県警は女性からの相談を受けて捜査。脅迫や社会的な地位に基づく影響力を使って女性の抵抗を困難にしたとみて、不同意性交罪にあたると判断した。ほかにも被害者がいないかを調べている。  ●●容疑者は岡山県警の出身で、同県の玉島署長や県警本部生活安全部の生活安全企画課長をへて、今年3月に県警を辞職して中国四国管区警察学校に出向していた。警視正は警視総監、警視監、警視長に次ぐ階級で、都道府県警職員のうち警視正以上は国家公務員となる。  中国四国管区警察局の井上克徳・監察課長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」とのコメントを出した。岡山県警警務課は「現在、岡山県警を辞職した職員なのでコメントする立場にありません」としている。(大野晴香、根本快)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/53ac4a407b0036273d96e5275aab053501b0bc77
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警察官という立場を利用した極めて悪質な犯行

警察の不祥事には色々なパターンがあります。

私生活上によるものや、職務中の不適切取扱いなどであったり様々です。

今回ような私生活の場面で、警察官という立場を悪用した犯行は非常に悪質なタイプと言えますね。

さらに、性交した相手に「始末書を書かせる」といった、あたかも正当な職務で行ったかのごとき振る舞いです。

被害女性に与えた苦痛は極めて大きいでしょう。

懲戒免職にするのは当然ですが、執行猶予無しの懲役刑を求刑してほしいですね。

警察不祥事は警察組織全体に悪影響が及ぶ

こうした警察官という立場を利用した犯罪は、市民の警察に対する信頼を大きく損ないます。

警察の仕事は、市民との信頼・協力で成り立っており、こうした不祥事によって警察の仕事もやりにくくなります。

記事内の防災コメンテーターのコメントにも書かれていますが、毎回身分を確認されても仕方がないでしょう。

昔は、「制服を着ている警察官」というだけで、信頼されていたものですが、こうした不祥事の積み重ねで徐々に信頼が薄まってきてしまいます。

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不祥事を起こした警視正が所属する「管区警察学校」とは

巡査部長・警部補等初級幹部の研修施設

管区警察学校は、巡査部長・警部補といった初級幹部の研修施設です。

管区内の巡査部長・警部補の昇任試験合格者が、この警察学校に入り、研修を受けます。

警察組織は、エリアごとに「○○管区」と区分けされています。

中国四国管区警察学校は、

鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知

以上の県警の警察官が入校しています。

組織の位置づけとしては、「警察庁」の下部組織です。

参照:中国四国管区警察局の組織図

管区学校の教官は、各県警からの出向者で構成される

管区学校の警察官は、各県警からの出向者で構成されています。

管区学校に出向するのは、基本的に警部・警視・警視正といった上位の階級の人たちです。

管区学校に出向すると、階級問わず全員「国家公務員」になります。

地方公務員である「県警」を辞職し、国家公務員である「警察庁」職員扱いになるのです。

余談ですが、管区学校の職員になると、県警時代と比べてめちゃくちゃ給料が下がるそうです。

勤務内容的にもそうですが、どうも給与体系的に地方公務員よりも国家公務員の方が給料が安いみたいです。

私が教わった管区学校の教官は、

「口に出して言えないくらい給料は下がる」

と話していました。

おそらく100万以上は年収が下がるのでしょう。

岡山県警のサジを投げたようなコメント

岡山県警警務課のすっとぼけたコメントが乾いた笑いを誘います。

岡山県警警務課は「現在、岡山県警を辞職した職員なのでコメントする立場にありません」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/53ac4a407b0036273d96e5275aab053501b0bc77

外部に出向する職員は、建前上「辞職」しますが、2年もすれば元居た県警に帰ってきます。

確かに、現在の身分上は岡山県警の警察官ではないのでコメントしなくても良いのでしょうが、

「俺しーらね!」

感が出ていますね。

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