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【岡山県警不祥事】県警本部の交通部長が部下に採用試験問題を漏洩&セクハラで想戒処分

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

岡山県警で不祥事が発生しました。内容は下記のとおりです。

岡山県警交通部長を処分 女性部下に昇任試験問題を漏洩、セクハラも

岡山県警で交通部長を務める50代の警視正が昨年行われた警察官の昇任試験の問題を事前に部下に漏らしていたとされる問題で、県警は26日、試験問題を漏洩(ろうえい)し、この部下にセクハラ行為をしていたとして、○○○○交通部長を同日付で減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。
また試験問題漏洩については、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で岡山地検に書類送検。
○○部長は同日付で辞職した。県警は関係職員の特定につながる可能性があるとして、懲戒処分にあたり○○部長の氏名や所属、役職は公表していない。
監察課によると、○○部長は昨年8月中旬ごろ、昇任試験の第1次試験問題の決裁で複数の問題のうちどれかが出ることを知り、県警本部に勤務する部下の女性警察官に問題の内容を教えて職務上知り得た秘密を漏らした。
○○部長は昇任試験・選考委員会の委員を務め、このうち実際に1問出題されたという。
昨年6月ごろから同9月ごろまでの間、この警察官に対し、「以前から一緒に働きたいと思っていたんだよ」などと発言するなどセクハラ行為を繰り返していたという。
この警察官が昨年9月ごろ、他の職員に相談して問題が発覚した。
井上部長は県警の事情聴取に対し「合格してほしかった」などと試験問題の漏洩を認め、「軽率な行動で、多くの方に迷惑をかけ申し訳ありません」と話しているという。
河原雄介本部長は「県警察における最高幹部職員として言語道断の行為で、深くおわび申し上げます。幹部職員への指導を徹底し、再発防止と県民の信頼回復に努めてまいります」などとするコメントを発表した。(上山崎雅泰)

岡山県警交通部長を処分 女性部下に昇任試験問題を漏洩、セクハラも(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

交通部長が気に入った女性職員にセクハラをしたあげく、採用試験の内容までお漏らししていた。という情けない話です。

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やはり警察不祥事の定番である「異性」

何度もこのブログでもお伝えしてきたことですが、警察で発生する不祥事は

・酒に関すること

・金に関すること

・異性に関すること

が原因の三本柱です。

本件も、交通部長が女性への下心から試験問題を漏洩&セクハラなので「異性」が原因の不祥事です。

警察内部でも、この3つについて注意するように口酸っぱく指導をするのですが、本来指導する立場の人 が不祥事を起こしていてはお話になりませんね。

だいたいこういう上司は、「自分のはセクハラじゃない」と思いこんでやっているわけです。

偉くなってくると、誰もその人の素行を正す人がいなくなるため、ますます自分の行為は正当だと思い込むのでしょう。

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セクハラ上司が恩着せがましく試験内容を漏らした?

本件記事を読んでみると、「セクハラ上司が恩着せがましく試験内容をお漏らしした」というシチュエーョンがありありと想像できます。

部下に嫌われているにも関わらず、恩を売ったつもりだったのでしょうか

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余談:本件不祥事が「国家公務員法違反」になる理由

余談ですが、今回の試験内容を漏らした不祥事、「国家公務員法違反」での処分になります。

「あれ、地方の警察官なら地方公務員違反じゃない?」

とお思いの方もいらっしゃると思います。

実は、警察官は地方ノンキャリ出身であっても、警視より上の階級、つまり警視正からは国家公務員の身分になるのです。

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ヤバすぎる岡山県警のお偉い方 警視正の処分は本年度2人目

岡山県警では昨年、売春捜査と称して性交を迫る警視正がいたりと、お偉い方の不祥事が目立ちます。

公務員倫理に欠ける人間であっても、試験さえ通れば警視正にはなれるということです。

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警察不祥事