PR

警察学校は厳しい?実際に経験して厳しかったこと5選!【元警察官の経験談】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

yotaroをフォローする

こんにちは、元警察官のyotaroです。

今回は、警察学校の厳しさについてお話しします。

「教場」でも話題になりましたが、警察学校はとにかく厳しいですし、理不尽な目にあいます。

スポンサーリンク

警察学校の厳しかったこと5選

教官がとにかく厳しい

「教場」でも話題になりましたが、 警察学校の教官はとにかく厳しいです。

とくに、入校して1か月の特別訓練期間中は、とにかく理不尽に怒られます。

私自身、些細なことで何度怒られたかわかりません。

入校初日、支給された制服の寸法が合わないことを申し出ただけで、ブチ切れられました。

「とんでもないところに来てしまった」

と、震えあがったのは言うまでもありません。

術科訓練が厳しい

警察学校では、とにかく走ったり筋トレをしたりと体を動かします。

朝っぱら6時から体操して、グラウンドを2~3km走る所から1日が始まります。

運動部だった人からすればなんてことはないでしょうが、大学でぐーたらしてた私にとっては地獄の朝でした。

そのほか、部隊活動と呼ばれる全身フル装備で盾持って走る訓練や、柔道・剣道・逮捕術などもあり、とにかく身体がボロボロになります。

部隊活動イメージ

運動が苦手でも警察学校は乗り切れますが、間違いなく運動はできるに越したことはありません。

プライベートがない

警察学校は寮生活になっており、集団で行動する機会が多いです。

警視庁には個室も存在するようですが、だいたいの県警の警察学校には個室はありません。

寝室も共同部屋になっています。

風呂場も共同です。

着替えるような個室もありません。

警察学校入校中は放課後であっても、完全なにプライベートな時間はない、といってよいでしょう。

時間に厳しい

警察学校は時間にめちゃくちゃ厳しいです。

授業や朝の点呼に遅刻しようものなら、何らかの罰を受けることは避けられません。

そもそも、朝起きてから夜寝るまで、割とギッチリカリキュラムが詰まっているため、時間に余裕がありません。

座学が終わった後に、 柔道や剣道の授業がある時は最悪で、ダッシュで着替えて道場に向かうことになります。

それでも間に合わない場合も当然あります。

実際私も授業開始に間に合わず、罰として腕立て伏せをやらされた経験があります。

警察学校は筋トレをさせられる!?腕立て伏せ等入校中の定番筋トレ紹介!

自由がない

警察学校の授業は、 表向きは平日の午前8時30分~午後5時15分になっています。

しかし、実際は朝6時頃から訓練や清掃が始まりますし、放課後も術科の訓練や授業の補修が入ることもあります。

就寝時間、起床時間も厳しく決められており、決まった時間に点呼 (人員確認) を行います。

外出も申告制で、平日は近場にしか行けません。

近年スマホの使用について緩和されている県もありますが、基本的に土日か放課後のみです。

警察学校ってどんな生活なの?携帯(スマホ)は没収されるって本当?

放課後も教官が寮を見回って目を光らせています。

本当の自由は、 警察学校後までお預けです。

スポンサーリンク

警察学校はなぜ厳しいのか?

警察学校で理不尽に怒られたり、自由が制限されるのは、卒業後の現場に慣れるためです。

現場に出ると、 警察学校以上に理不尽なことばかりです。

・市民から罵声を浴びせられる

・事件発生で休みが無くなる

といった理不尽を何度も経験するのが現場の警察官です。

また、警察官は手段での規律が求められます。

警察学校でプライバシーがない環境で集団生活を送るのは、この規律を身に着けるためです。

余談ですが、現場と警察学校はどちらが厳しいか?については警察官でも意見が割れるところではあります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
警察学校