こんにちは、元警察官のyotaroです。
間もなく9月、4月入校の大卒組が卒業の時期ですね。
卒業間近になると
「まだちょっとだけ警察学校に居てもいいかな~」なんて思い始めたりするんですよね。
大丈夫です、また4か月もすれば嫌でも補修科で警察学校に帰ってきます!(笑)
今回は、警察学校を卒業した後の具体的な流れについてお話します。
私が居た県警の経験談なので、多少運用が違う県警もあるかもしれませんので参考に留めてくださいませ。
参考:コチラの記事では警察学校に関する疑問や噂に関する記事を網羅していますのでご活用ください↓
卒業式を終えたら配属先の警察署に直行
感動必須の卒業式を終えたら早々と配属先の警察署に向かいます。
私が居た県警では、教官が大型バスで皆を駅まで送ってくれました。
その後、それぞれが電車で各警察署の最寄り駅へ行くといった流れでした。
配属された警察署の最寄り駅に行くと、配属先の誰かしらが迎えに来てくれています。
警察署で挨拶を済ませたら自室の環境整理
警察署に行ったらまずは署長の前で申告します。
卒配生の代表の一人が
「○○巡査以下〇名!〇〇警察署に着任します!」
みたいな感じで元気よく申告します。
その後は警察署の各課にあいさつ回りです。
挨拶が終われば、その日は荷物整理などで寮や官舎に行きました。
私が入った官舎はとんでもなく古くて愕然としました。
警察あるあるですが、官舎は結構年季が入った建物が多く、風呂の給湯すらままならないことがあります。
私が入った官舎も築50年越えで、風呂の給湯がまともに機能しなかったため、専ら近所の銭湯に通っていました。
勤務初日から約一週間は座学メイン
最初の一週間は、各課の課長から警察署の現況や仕事内容について教養を受けます。
新人は朝7時前に出勤し、掃除だのお茶出しをやらされることもあり、とにかく眠い期間でした。
突如ご遺体の検視に参加することに
座学中に、ご遺体が検視のために警察署に搬送されてきたことがありました。
当時の地域課長の鶴の一声で、座学中の新人たちも検視に参加することに。
「度胸を付けてこい!」
と霊安室に送り出されます。
初めて霊安室に入った時の、霊安室に染み付いた死臭は一生忘れないと思います。
何が何だかよく分からないまま、ご遺体の検視のお手伝いをしました。
座学期間中であっても、こうしたイレギュラーな経験を積まされることがあります(笑)
座学が終われば本格的に街頭活動へ
座学が終わればいよいよ街に出て警察官としての活動が始まります。
最初のころは、直近の先輩たちにくっついて行って仕事ぶりを学ぶことになります。
パトロール活動なんかも、最初のうちは2人1組のところに混ぜてもらって、3人1組で活動することが多いでしょう。
少しずつ慣れてきたら、2人1組でパトロール活動をしたり、1人で巡回連絡に行ったりします。
警察署に配属されたばかりの頃はとにかく疲れる!
不慣れな環境や初めての仕事、重い装備などもあり、最初の頃はとにかく疲れます。
警察学校では付けていなかった拳銃をつけたことにより、体への負担も増しています。
フル装備で初めてパトカーに乗った時、あまりに窮屈に感じて気持ち悪くなったこともありました。
パトカー、とくにクラウン等のセダンタイプは本当に座席が狭いので、乗る可能性がある方は心しておいてください。
まずは補修科に無事帰れるように頑張りましょう
地域課で3か月、刑事課で1か月の実習を経ればまた警察学校への入校が待っています。
・現場かぶれして帰ってくる人
・太ってくる人
・やつれてしまった人
・途中で辞めてしまう人
色々な同期生がいると思います。
まずはこの補修科で、初任科の同期生たちと再会することを目標に頑張りましょう。