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警察官の階級を紹介!階級一覧や階級別割合、年齢についても解説

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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今回は警察官の階級について詳しくお話していきます。

これから警察官を目指したい方や、警察のドラマが好きで、登場人物の階級について知りたい方等の参考になればと思います。

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警察官の階級一覧  階級章や年齢の目安についても解説

警察官の階級、そして階級別の人数について、警視庁の例規を元に紹介します。

警視庁警察職員の定員に関する規則

上記規則によれば、警視庁の警察官・警察職員の総数は令和5年4月1日の時点で46,501人となっています。

一方で、警視庁が管轄する東京都の人口は、約1400万人となっています。

人口に対して多い?少ない?

皆さんはどう思いますか?

巡査・巡査長

警視庁の例規集には、

巡査 13,742人

とだけ記載があります。

あれ?巡査長は?と思った方もいらっしゃるでしょう。

巡査と巡査長では階級証も異なりますが、規則的には同じ巡査として扱われます。

割合で言うと、警察官の約3割がこの巡査という階級になっています。

警視庁なんかだと、巡査長の階級の方は「●●班長」なんて呼ばれ方をするようです。

yotaroが居た県警では、●●さん若しくは●●巡査呼びが主流でした。

年齢は20代~50代とどの年代でもそれなりに居ます。

ちなみに、こち亀の両さんは巡査長ですね。

巡査部長

続いて巡査部長です。

階級章に金の縦線が増えました。

例規によると、

巡査部長 13,222人

警視庁警察官の約3割がこの巡査部長の階級にあります。

この巡査部長という階級になるためには、昇任試験を乗り越えなければなりません。

呼び方としては、●●部長や、●●主任といった呼ばれ方をします。

個人的には、この巡査部長が最も仕事をやりやすいポジションだと思います。

年齢は巡査と同様に20代~50代とどの年代でもそれなりに居ます。

20代で巡査部長になっておくと、最初は苦労するかもしれませんが、周囲からは良く見られます。

こち亀の大原部長は、この巡査部長です。

警部補

続いて警部補、この階級から係長になり、中間管理職的立場になってきます。

金の縦線が減った代わりに、下部の葉っぱが金色になってます。

例規によると、

警部補 12,782人

割合で言うと、警察官の約3割がこの警部補という階級になっています。

巡査、巡査部長、警部補でだいたい警視庁警察官の9割近くになっているのですね。

呼び方としては、●●係長が主流でしょうね。

また、警部補になって間もない場合、係長ではなく「班長」という役職があてがわれることもあります。

年齢は30代~50代が主流ですが、よっぽど優秀で尚且つ昇任試験にに合格できれば、20代ギリギリで警部補になれます。

とは言え、警部補=係長クラスになると気苦労も多いため、あえて巡査部長から昇任を遅らせる選択を取ることも珍しくありません。

なお、キャリア採用の警察官は警部補からスタートします。

警部

続いて警部です。

警部、は警察署で言うと課長、本部なら課長補佐クラスの階級です。

警視庁では

警部 2,565人

警視庁全体の割合で言うとたったの5%です。

呼び方としては、●●課長、●●補佐になりますね。

年齢で言うと30後半~50代ですね。

警視

続いて警視です。

警視庁では

警視 1,175人

となっており、警部よりさらに少ないたった2%程度です。

警察署で言うと、小規模警察署の署長クラス、本部でなら課長クラスです。

年齢は40代~50代です。

警視正

警視正は警察署で言うと大きな警察署の署長クラス、本部なら各部の部長クラスです。

階級章も全体的に金ぴかですね。

さて、警視正という階級についてですが、警視庁の例規には記載がありません。

なぜでしょうか。

それは、警視正の階級から、地方公務員ではなく国家公務員としての扱いになるからです。

○警察庁の定員に関する訓令によれば警視正~警視監は大雑把に人数配分がされているようで、

ノンキャリの警察官でよっぽど出世する人でも、だいたいは警視正がゴールですね。

警視長

小規模県警の本部長クラスの階級です。

ノンキャリ警察官でもめちゃくちゃ優秀ならここまでいけるようです。

警視監

中規模~大規模県警の本部長クラスの階級です。

もはや雲の上の存在ですね。

警視総監

警視総監は警視庁のトップです。

もはや階級章の形が異なりますね。

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警察官の階級は昇任試験次第 大卒・高卒の差はあまり無い!

警察官の階級は良くも悪くも昇任試験で決まります。

どんなに良い大学を出ても、試験に受からないことには出世できません。

逆に、高卒でも県警の各部の長=警視正クラスまで出世する方はいくらでも居ます。

県警によっては、高卒の方が多い自治体もあります。

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ノンキャリとキャリアではどんな差がある?

なお、高卒・大卒に出世の大きな差はないものの、キャリアとノンキャリには歴然とした差があります。

キャリア警察官は1年目から警部補、ノンキャリ警察官は巡査からのスタートです。

そもそもキャリア警察官は、採用窓口が警察庁本庁であり、国家公務員としての身分です。

ノンキャリ地方公務員の警察官とは、目指すべき所も異なると言っていいでしょう。

出世できる分、全国各地を転勤で回らなければならない宿命でもあります。

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警察官の階級 高卒やノンキャリアはどこまでいける?

ここまで階級について述べてきましたが、ノンキャリや高卒の警察官はいったいどこまでいけるのでしょうか?

実際のところ、よっぽど優秀でも小規模県警の本部長クラスが限界のようです。

階級で言うと警視長ですね。

よっぽど出世したい!って方は頑張ってキャリアの警察官を目指しましょう。

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