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警察が朝に来る理由は?家宅捜索が朝方なのはなぜ?【元警察官が解説】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

警察というと、朝方に家宅捜索に訪ねてくるイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

「朝方に刑事が来て、ピンポンしてくる」

そんなシーンを思い浮かべる方は多いでしょう。

今回の記事では、以下の疑問についてお答えします。

「警察が朝来る理由はなぜなのか?」

「警察が朝に逮捕、家宅捜索に来る理由は?」

参考:家宅捜索以外にも警察が訪ねてくることはあります。↓

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結論:朝方は犯人が居る可能性が高い傾向があるため

結論から言えば、朝方が一番犯人(被疑者)が自宅にいる可能性が高いからです。

実際に訪問する時間帯はまちまちですが、朝5時に行くことだってあります。

家宅捜索は、犯人の同意なしにすることはできません。

「捜索差押許可状」を居住者に提示したうえで、家宅捜索を行います。

せっかく色々準備して家宅捜索に行って、

「誰も居なくて入れませんでした~」

となるのは、警察的にも時間と金の無駄になるため避けたいのです。

ただし、毎回ガサ入れの時間が早朝とは限らない

ただし、毎回のように朝訪問するかと言えば、決してそうではありません。

対象者によっては、早朝に仕事などで居ないこともあります。

そういった場合は、対象者のライフスタイルに応じてガサ入れの時間は変わります。

事前にガサ入れ対象者の生活スタイルを調べ上げる

当然ですが、ガサ入れ対象者の生活スタイルは事前に調べ上げる必要があります。

詳細はお伝え出来ませんが、

「ああこの時間なら確実に居るだろうな」

と分かるように捜査をするわけです。

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警察が家宅捜索(ガサ)の空振りを避けたい理由

捜査員の時間・警察署のお金を無駄にしないため

警察による家宅捜索、通称「ガサ」。

「ガサ」をするにあたっては、警察でも事前に準備や計画を立てます。

家宅捜索を行うための「捜索差押許可状」の請求から、当日のガサ入れまで、多くの捜査員の時間が費やされます。

犯人の居住地によっては、かなり遠方に行くこともあります。

ガサ入れの前に下見をすることだってあります。

せっかく遠出して空振り、なんてことになれば、今まで費やしてきた時間が無駄になってしまいますよね。

証拠を保全するため

「捜索差押許可状」には「7日間」しか期限が無く、期日が過ぎれば再度請求をしなければなりません。

あまりにも捜索の日程が間延びすると、

・証拠となる物件が失われる

・被疑者が所在不明になり、捜査が困難になる

といった事態も考えられます。

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家宅捜索=ガサ入れは警察官もドキドキする

家宅捜索、通称ガサ入れ。

警察官だって、ガサ入れの前は少しドキドキします。

地道な書類仕事が多い捜査の中では、結構大きなイベントというか、「いかにも警察官!」みたいな仕事ですからね(笑)

私自身、初めて「捜索差押許可状」を相手に読み上げた時、めちゃくちゃ緊張したことを覚えています。

・犯人に逃げられないだろうか?

・どんなブツが出てくるだろうか?

色々な緊張があるのが家宅捜索の現場ですね。

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