こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回は、「警察官になりたい!」「ちょっと警察も就職先として考えてみようかな?」
という方向けに、警察官のなり方についてお話します。
警察官という職業、「小学生のなりたい職業ランキング」では毎回上位にランクインするほどの人気のお仕事です。
にもかかわらず、近年警察官の採用試験の倍率は下がる一方です。
今回の記事を読んで、少しでも多くの方に「警察官、ちょっと受けてみようかな」と興味を持っていただければと思います。
警察官になるには、県ごとに行われる警察官採用試験に合格すること
警察官になるには、まず各県警の実施する採用試験に合格する必要があります。
警察官は、警察庁のキャリアを除いて各県で採用される地方公務員です。
合格後、各県警の警察学校に入校し、無事卒業すれば晴れて一人前の警察官です。
大卒or高卒?出身大学や学部は試験には関係ない!
どこどこの大学だと警察官になったOBが多いから有利!
とか
高卒だと採用されにくい
なんてことはありません。
それぞれの学歴区分に応じた採用試験が行われていますので、それらに合格さえすれば警察官になれるわけです。
生々しい話ですが、yotaroの同期にはMARCHクラスの大学の出身者から無名な大学の出身者まで、幅広くいましたよ。
運動が苦手?それでも大丈夫!
各県警の採用試験には必ず体力測定の基準が設けられています。
基準に満たない場合、不合格になるのか?
決してそんなことはありません。
yotaro自身、体力測定が基準未満の項目がありましたが、普通に合格できました。
yotaroの同期にも基準値未満で合格した人が数多くいます。
体力測定の基準に満たない=不合格ではありません。
ただし、基準値に届かないにしいても、諦めずに頑張ろうとする姿勢は見せましょう。
採用担当者はそこもよーく見ています。
試験に合格してからジョギングなり筋トレをすれば十分警察学校に間に合いますよ。
ある程度公務員試験の勉強は必要
警察官試験はに合格するためにはある程度採用試験の対策が必要になります。
しかし、県庁や市役所に比べて筆記試験の難易度は低めです。
独学でやるなり、公務員試験予備校に通うなり、それぞれの方法で対策を行いましょう。
どんな人が警察官試験を受けている?
警察採用試験の受験者ってどんな人たちなんでしょう?
皆が皆、正義に燃える熱血漢?
ゴリゴリマッチョな体育会系?
決してそんなことはありません。
多種多様な人が警察官採用試験を受験しています。
必ずしも体育会系である必要はない!
警察官といえば、「柔道や剣道が得意じゃないとやっていけない」なんて話を聞いたことはありませんか?
警察官を受けるのは、「ゴリゴリの体育会系で、少なくとも運動部の経験が無いと厳しい」とか。
部活で鍛えた体力があるに越したことはありませんが、必ずしもその経験が必要なわけではありません。
私の同期には、運動部経験の無い人もいましたし、柔道や剣道の経験が無い人の方が圧倒的に多かったくらいです。
そうした武道や運動部の経験が無い人でも、無事警察学校を卒業し、一線で活躍しています。
運動経験が少ないからと言って、警察官を諦める必要はありません。
警察官が第一志望ではない受験生も多い
警察官採用試験を受ける人、必ずしも警察官が第一志望の方ばかりではありません。
消防と併願で受ける人。
県庁や市役所など、あくまで公務員試験の中の滑り止めで受ける人。
私の同期では、「警察が第一志望だった」という人は半分程度だったと思います。
警察学校入校中、別の試験を受け直すと言って辞めていった同期生もいました。
しかし、多くの滑り止めで入ったであろう人も、ちゃんと組織に適応し、長らく現場で活躍されています。
警察の仕事、必ずしも高い志が無いとやっていけない、というものではありません。
大切なのは、組織に順応できるかどうかです。
組織に順応できるかどうか、まず最初の関門として立ちはだかる警察学校。
警察学校を乗り越えることができれば、ある程度警察という組織に順応していくことができると思います。
警察学校は厳しい!だけど、自分を鍛えてくれる場所!?
警察学校について調べると、
「警察学校 厳しい」
という言葉が検索ワードに出てきますね(笑)
確かに、警察学校は厳しい場所です。
私自身、ぬるい大学生活を送ってきたため、警察学校の生活は衝撃的なものでした。
また、警察学校は、自分自身を成長させてくれる場所でもあると思います。
警察学校入校後、初めて許される実家への帰省で、息子or娘の変わりように驚かれる親御さんが多いと言います。
たった一か月とはいえ、厳しい警察学校での生活を経て立派になってくると言いますよ。
警察官採用試験は誰にだってチャンスはある!
警察官のなり方について記載してきましたが、参考になりましたでしょうか。
最近は受験者を確保するために、身長や視力の要件を撤廃している県警や、30代後半くらいまで受験資格を認めている県警があります。
興味が沸いた方は、ぜひ各県警の採用パンフレットを確認して見てみてください。
刑事や交通など各部門(専務)のなり方はこちら
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