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警察官の勤務形態 三交代勤務について

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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警察官の勤務形態は、大きく分けて三交代勤務と六交代勤務があります

その中でも警察官全体の約3割~4割が従事する形態である三交代勤務の内容、そのメリットやデメリットについて、yotaroの実体験を踏まえてお伝えします。

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三交代勤務ってどんな勤務形態なの?

学生の方や、交代制勤務の経験が無い方はなかなかイメージ出来ないかもしれません。

三交代勤務とは、勤務員を3つの係ないし班に分けて、それぞれが丸一日泊っては休みを繰り返す、といった形態です。

当番の午前8時30分から翌日の朝午前8時30分までが勤務となります。

非番、週休は「休み」のイメージで良いです(※厳密には違います)

当番非番週休当番非番週休当番
非番週休・・・
三交代勤務イメージ

上の表の流れが延々と続いていく感じです。土日祝も関係ありません。

丸一日仕事なんてキツい!そう思いますよね?

ご安心ください、一応夜中になると交代で睡眠を取ることができます。

yotaroの勤務していた自治体では、

   先に寝る組は午後9時から午前2時まで休憩

   後で寝る組は午前2時から午後7時まで休憩

といった形態を取っていました。

 この交代の時間は自治体によってまちまちで、自治体によっては4時間しか寝られない所もあります。 

 自治体によってはそもそも交代で寝る制度が無く、数名の電話番を残して12時から朝まで寝る、なんて体制のところもあるそうです。

 同じ警察官でも、自治体によって勤務形態には若干違いがあることをご承知おきください。

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三交代勤務のメリット

①丸一日仕事をすれば、二連休!?

当番を乗り切った非番の日。

夜に大きな事件もなく、平和に終われた日は午前8時30分に勤務が終わり、家に帰ることができます。

そこからはある程度自由です。

しかし、大きな事件や何らかの事案があると召集に応じなければなりません。

ただ、召集はそこまで頻繁にあるものでもないので、帰ってからは寝るもよし、遊びに行くもよし、買い物に行くもよし・・・

非番の日にパチンコ屋に行く、というのも警察官あるあるですね。

平日昼間からパチンコ屋にいる人、もしかしたら警察官かも?

②休暇を取れば5連休に!?

三交代勤務の人が休暇を取ると、①当番と②非番の二日分休暇を取ることになります。

するとどうでしょう、

当番非番週休休暇休暇週休当番
非番週休・・・

こんな感じで五連休っぽくなります。

個人的にはこれが三交代の一番好きなところでした。

③夜勤手当がもらえる

六交代勤務よりも泊まり勤務の回数が増えるため、夜勤手当が多くもらえます。

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三交代勤務のデメリット

①健康に悪い

これは多くの人が感じているところだと思います。

何年も三交代勤務を続けていると間違いなく身体にダメージは残ります。

泊まりの日に事件処理で完徹だった日などは、明らかに体調が優れません。

また、体内時計もおかしくなり、休みの日でも夜中交代の時間に勝手に目が覚めるなんてことも・・・

また、夜中に勤務していると途中で間食をすることが多々あります。

警察官に肥満が多いのはそういう勤務形態が原因の一つにありますね。

②非番週休の呼び出し

非番週休に大きな事件があったりすると、昼夜問わず召集されることがあります。

頻度については所属する警察署や係によって大きく異なるので何とも言えませんが、地域課に居た頃は2~3か月に1回くらいは呼び出しがあったイメージです。

また、緊急の呼び出しのみならず、事前に行事対応等で休みに仕事が入れられることがあります。

三交代は非番週休に羽を休めてナンボなので、こういった呼び出しや行事は体に響きます。

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若いうちは三交代でやってみるのも良いかも

メリット、デメリットについて少し述べてみましたがいかがでしたか。

個人的には、若くてエネルギーがあるうちは三交代勤務で、遊びも仕事も一生懸命にやるのが良いのでは、と思います。

仕事はいつだって出来ますが、若いうちにしか好き勝手に遊ぶことはできません。

結婚して家族ができたりすると、なかなか若いころと同じように遊ぶことは難しくなります。

若いうちは同期生、年の近い先輩や後輩とたくさん遊んで絆を深めてみてはいかがでしょうか。

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