こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回は補導に関する内容です。
学校で長期休みの前になると、先生から脅しのように
・補導されると学校にも連絡がくる
・内定先にも連絡がいく
・内申書や今後の進路にも影響がある
などなど、言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
補導されると学校にも連絡がいくの?
あなたが深夜徘徊などで警察官に補導されたとしましょう。
補導の現場で、
・あなたの住所・電話番号
・親の住所・氏名・電話番号・職業
・学校名やクラス
等々を警察官から聞かれます。
親の電話番号までならまだしも、学校名やクラスについて聞かれると
「ああ、本当に学校に連絡がいくんだ!終わった~!」
と絶望してしまうこともあるでしょう。
基本的に警察から学校に連絡をすることは無い
基本的に、少年が以下のような不良行為をしていた場合、わざわざ警察から学校に連絡することはありません。
・深夜徘徊
・喫煙
・飲酒
・怠学(サボり)
こういった不良行為をしていた少年を補導した際には、まず保護者に連絡をします。
どんな内容を親に連絡する?
連絡内容としては、
「○○時頃にお宅の○○君が深夜徘徊していたので、ご家庭でのご指導よろしくお願いします」
だいたいこんなもんです。
ご子息が補導されることに慣れている親御さんだと、
「ああ~また○○が出歩いていたんですね。すみません、言って聞かせておきます。」
こんなもんで終わりです。
逆に、ご子息が補導されるのに慣れていない親御さんだと、
「これって犯歴とか前歴になっちゃうんですか?」
「学校にも連絡がいくんですか?」
などなど、非常に心配をされますが、補導くらいで学校に連絡することはありませんし、犯歴にも残りません。
強いて言えば、警察署内の簿冊や巡回連絡カードに備忘録的に残る程度のものです。
また、補導されたことを親御さんが学校に言うか言わないかも、ご家庭の判断です。
仮に親が電話に出られなかったら?
親に電話してもつながらなかった場合は、日や時間を改めて電話をしたり、補導した少年本人に電話をかけます。
例 「○○君、君のお母さん全然電話に出ないんだけど忙しいの?」
親が電話に出なかったからといって、すぐ学校に電話が行くことはありません。
補導された=人生終了ではないので安心してください
教育の現場では、長期休暇前などに
「補導されると学校に連絡がくる!悪いことは絶対にするなよ!」
等と生徒に指導していると聞きます。
その背景には、学校の先生方の
・生徒たちに悪い道を進んでほしくない
・休み中に生徒に問題起こされるとめちゃくちゃ面倒くさいから大人しくしてろよ
等の思惑があるのでしょう。
補導されたからといって人生終了にはなりませんが、補導対象になる不良行為がきっかけで悪の道に進むことも十分あり得ます。
くれぐれも学生さんは不良行為は慎むようにしてください。