こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回はお巡りさんの装備品ついて紹介します。
交番に居たり、パトカーに乗っている警察官ですね。
ただ装備品を紹介するだけでは面白くないので、実際に私が身に着けた経験も合わせてお話しますね。
警察手帳 「手帳」だけど手帳機能は無い
警察官は、仕事をする時はこの警察手帳を必ず持ち歩きます。
だいたい制服の胸ポケットに、入れておきます。
落とさないように紐で結束しておきましょう。
なお、「手帳」という名称ではありますが、手帳要素は全くありません。
メモするような場所はどこにも無いんですよ。
勤務終了後、手帳は制服から取り出して保管しておきますが、うっかり制服と一緒に洗濯してしまうことも・・・
耐刃防護衣 いわゆる防弾チョッキ 肩こりの原因!!
↑警察の耐刃防護衣とほぼ同じものが楽天で売っててビビりました。
いわゆる「防弾チョッキ」等と呼ぶ人も居ますよね。
しかし、これはあくまで「耐刃」防護衣なので、刃物から身を守ることしか想定していません。
この耐刃防護衣、中に鉄板が入っているためとにかく重い!!
地域課のお巡りさんは、仮眠の時間以外ずっとこれを装着していないといけません。
私の慢性的な肩こりの原因ともいうべき装備で、本当に大嫌いでした。
さらに、夏場なんて蒸して最悪です。
超ベテランになると、中の鉄板を少なくしして身体への負担を軽減している人が居ました。(絶対にマネしないでください!)
警笛 交通整理や事故現場で使う
なんてことはない、ただの笛です。
申し訳程度に警察のマークが入ってます(笑)
これも紛失防止のため、紐やらチェーンで衣服と結束しておきます。
この警笛、交通事故現場とかお祭り警備の時にうっかり紛失したりするんですよ(笑)
紛失すると厄介なので、私は「点検」と呼ばれる装備品点検の日以外は、市販の警笛を使っていました。
警察の装備は無くすと厄介なんですよ。
↓こういうので普段使いには十分です。
帯革(たいかく) 警察官の腰痛の原因ナンバーワン!
警察官はベルトにジャラジャラたくさん装備が付いていますよね。
その装備品をぶら下げるためのベルトが帯革(たいかく)です。
↑これはバックルに警察のエンブレムが無いだけで、警察の帯革とほぼ同じです。(普通にAmazonに売ってるのか・・・)
帯革には補助ベルトが付いていますが、これを紛失する人が後を絶ちません。
補助ベルトも普通に売ってます↓
警察官以外誰が買うんでしょう?(笑)
以下は全て帯革に装着する装備です↓
拳銃 できれば現場では使わず警察人生を終えたい
警察官の装備と言えば、コレですよね。
「出来れば一度も使わずに警察人生を終えたい」とみんなが思っています(笑)
ちなみに私も拳銃を現場で「使用」したことはありません。
「使用」の一歩手前、「取り出し」までは行ったことがあります。
「刃物を持った男が暴れている~」
との通報があった時で、現場に踏み込む際、拳銃をすぐ使えるように取り出して行きました。
かなり身構えて行ったものですが、到着時は既に対象者は落ち着いており、ほっとしたものです。
警棒
これも正直現場では使いたくない装備品ですね(笑)
まあ、よっぽど荒れてる現場以外では、人をたたいたりするのにはまず使わないでしょう。
侵入警報なんかで現場に行ったときは、この警棒を持って建物内を検索したりします。
不意に侵入者が襲ってくるかもしれませんからね。
手錠 埃被ったままにしておくと・・・?
ちょうど腰の位置に手錠を装着するんですが、パトカーを運転する時に邪魔になるんですよ。
また、手錠は手入れをしないとすぐに埃が溜まってしまいます。
手錠に埃がたまっている→最近手錠を使っていない→仕事していない
↑こういった見方をする人も居るので、手錠はたまに手入れしておきましょう(笑)
無線機 慣れればケータイよりも便利!?
警察官なりたての頃は、無線通話に苦手意識を持つ人は少なくありません。
「普通にケータイの方が良くね?話しやすいし」
という意見もあります。
確かに、相談ごと等の会話をする時はケータイの方が意思疎通しやすいんですよね。
とはいえ、警察官の現場活動には欠かせないのが無線機です。
いちいちスマホを開いたりしなくてもすぐ話せますし、応答もできます。
応援要請をしたい時なんかは、大勢に知らせることが出来るため、非常に便利です。
提言:警察官の体に優しい装備品の導入を!!
警察官、とくに地域課のお巡りさんが身に着ける装備品の数は多く、体には大きな負担がかかります。
装備品全て合わせたら、5kgくらいあるのではないでしょうか?
それだけに、勤務が終わって装備品を外した時の解放感は計り知れません。
これから警察官になる人や現職で頑張っている人たちのためにも、装備品の軽量化を考えてほしいものです。