こんにちは、元警察官のyotaroです。
今回は、公安警察に関するお話です。
公安警察に関して、
「公安は家族にも仕事について言えない?」
「公安は身分を隠す」
といった噂を耳にしたことがありませんか?
今回の記事では、
「本当に公安は身分を隠すのか?」
「公安が身分を隠す理由」
についてお話します。
本当に公安警察は身分を隠すのか?
公安は本当に身分を隠す
身分を隠すというと大げさですが、警察の公安部の人間は、自身が公安部の人間であることを知られないようにします。
私自身、公安業務をやっていたころは、極力自分の身分を知られないように気を付けていました。
公安は警察組織内の名簿からも名前が「消える」
家族や知人に対して知られないのはもちろんのこと、 同じ警察官であっても簡単には知られないようにしています。
普通の警察官とは違うオフィスで仕事をしますし、組織内の名簿からも名前は消えます。
公安が身分を隠す理由
極左から自身や家族の身を守るため
公安警察が身分を隠すのは、自身や家族の身を守るためです。
公安警察が相手とするのは、極左暴力集団、右翼、日本共産党その他公安監視団体等、危険な組織ばかりですです。
とりわけ極左に関しては、暴力で日本を変えることを明言する「テロリスト」で、明確に公安を敵視しています。
彼らに身バレすると、 公安警察は危害を加えられる恐れがあります。
以前、京大に潜入し捕まった公安警察がいましたが、 昔だったら五体満足では帰って来られなかったでしょう。
こういった非常に危険な敵から自分や家族を守るため、公安警察は身分を隠すのです。
仮に極左に身分がバレたらどうする?
京大潜入して拘束された事案を受けて、公安の仕事のやり方も変わりました。
これまで以上にバレないような、安全で秘匿性の高い情報収集活動を行っています。
それでもバレてしまった場合は、徹底して身を隠すことになります。
バレた警察官は当然異動になり、引っ越しもさせられるでしょう。
その他にも、色々な策を講じて身を隠します。
しばらくは公安の仕事には戻ってこないでしょう。
極左も公安の情報収集をしている
「そんな大げさな」
と思われる方も いるかもしれません。
しかし、極左のアジトにガサ入れすると、公安警察の思わしき写真があったり、警察車両ナンバ
が記録してあるのです。
下記の記事をご参照ください。
中核派のアジトに潜入…壁一面に公安警察官の顔写真が!
社会・政治 投稿日:2018.06.10 16:00 FLASH編集部
分厚い鉄扉に無数の傷跡があった。家宅捜索の際、警察のエンジンカッターで焼き切られた傷を修復した跡だ。東京・江戸川区にある「前進社」。
警察庁により「極左暴力集団」に指定されている中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)の公然アジトだ。「関係者以外立ち入り禁止」の建物内に本誌のカメラが入った。
ドアを開けるとそこにまたドアがあった。奥にいるメンバーが確認してからドアが開けられる。さらに進むと、壁一面に公安警察官の顔写真が貼り出され、監視モニターが並んでいた。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/42421/1/1/
警察が極左を調べるのと同様に、 極左も公安を調べているのです。
公安警察は、こうした敵を相手にしているのです。
公安の仕事に興味がある方はどうぞ↓内容はめちゃくちゃリアルです。
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