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遠方の親と連絡がつかない!警察に安否確認を頼んでい良いのか?

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察のyotaroです。

今回は、

「遠方に住む親と連絡がつかない場合、警察に安否確認を依頼して良いのか?」

といった疑問ついてお答えします。

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結論:警察に親の安否確認を頼んでいい

親が遠方ですぐ確認できない場合、警察に通報して安否を確認してもらうことができます。

こうした安否確認の通報は決して珍しくありません。

なお、あまり切迫性・緊急性が無い場合は、ご近所の頼れる方や、民生委員の方、ヘルパーさん等に連絡をしていただくのが良いでしょう。

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警察に安否確認を依頼するときの注意点

警察への通報は親の居住地を管轄する警察署に

警察に通報して安否確認をお願いする時は、親が居住する場所を管轄する警察署に電話をしましょう。

110番通報をしても、親と住む県が異なる場合は、また警察署に電話しなおす手間がかかってしまいます。

管轄する警察署の電話番号が分からない場合は、ネットで「○○市 警察署」等の キーワードで検索すれば分かります。

警察署の電話番号にかければ、夜間であっても当直が電話に出てくれるので、事情を説明して安否確認を依頼してください。

身の危険が予想される場合、窓ガラス等が破壊される可能性がある

警察官が安否確認の依頼を受けて訪問しても、まったく家人の反応がないことがあります。

そういった場合、最悪の事態を想定して、窓ガラスを割って入る等の措置を取ることがあります。

割る前には、電話をかけてきた家族の方に確認を取りますので、

「最悪そういう連絡があるかもしれない」

ことは覚悟しておきましょう。

なお、割られたガラスなどは、ご家族様の負担で直してもらうことになります。

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実際に安否確認に行った経験談

無事を確認できたパターン

安否確認で赴くと、なんてことはなく無事だったなんてことはよくあります。

私の経験だと、

・酒を飲んで寝ていて電話に気が付かなかった

・ご近所さんの家に行っていた

・携帯電話の電源が入っていなかった

等がありました。

無事が確認できなかったパターン

残念ながら、お亡くなりになっていたパターンもありました。

私の経験だと

急病でそのまま亡くなってしまった

お風呂場でヒートショック現象で亡くなってしまった

・自死を選んでしまった

等がありました。

安否確認の通報は警察官も不安になる

この安否確認の通報、警察官的にも行ってみないことにはわからないので、本当に不安になります。

安否確認した結果、亡くなっていると思わしき場合は、ご遺体の捜査=検視になってしまいます。

仕事ではあるものの、 ご遺体の捜査は気分のいいものではありません。

安否確認の通報は、警察官もご家族の方と同様に

「頼む!無事であってくれ!」

と心から祈りながら現場に向かいます。

無事が確認できた時の喜びは大きいです。

当然ですが、ご家族の方への連絡も清々しい気持ちで出来る訳です。

その反対であれば・・・言うまでもありませんね。

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