PR

警察学校と現場はどっちが厳しい?辛い?【両方の意見を紹介します】

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

yotaroをフォローする

こんにちは、元警察官のyotaroです。

今回お話するのは、

警察学校と現場ではどちらが厳しいのか?辛いのか?

といった内容です。

ここで言う「現場」とは、一線署(警察署)のことを指します。

警察学校入校中の方や、入校を控えている方にとっては気になる内容ですよね。

入校中の学生の間でも、度々話題にあがるトピックではないでしょうか。

「めちゃくちゃ厳しい、キツい」と言われる警察学校さえ乗り切れば、現場は楽に感じるはずだ!

こういった希望を持って、警察学校を耐え忍んでいる方もいるのではないでしょうか。

何を隠そう、yotaroもそう思って警察学校を耐え忍んでいましたよ(笑)

参考:コチラの記事では警察学校に関する疑問や噂に関する記事を網羅していますのでご活用ください↓

スポンサーリンク

警察学校と現場 どちらが厳しいかは警察官でも意見が割れる!?

正直このテーマは、現職の警察官に聞いても意見は割れますね。

yotaroの同期生の中でも

「警察学校の方がキツかったよ派」と「現場(警察署)の方がキツいよ派」

結構割れていた印象です。

現場と警察学校、どちらが厳しいかは断言できないため、yotaroが実際に経験して感じたことや同僚が話していたことをそれぞれの意見を記載していきますね。

スポンサーリンク

警察学校の方が厳しい! 現場(警察署)の方が楽だよ派の意見

学校生活、とくに集団生活の面がとにかく苦痛だった~って人はこっちの意見になりがちです。

警察学校は規律が厳しすぎる

皆さんご存知とは思いますが、警察学校には細かい規則やルールがたくさんあります。

布団のたたみ方一つで注意されたり、外出に許可が必要だったり。

参照記事はコチラ警察学校ってどんな生活なの?携帯(スマホ)は没収されるって本当? 

普通の生活では考えられないようなルールばかりです。

ルールを守れなければ、当然教官から指導されることになります。

その他、警察学校では理不尽な取り扱いが多々あります。

慣れてしまえばなんてことは無いですが、それに大きなストレスを感じる人は多いでしょう。

プライベートが制限される プライバシーが無い

警察学校の生活では、本来であればプライベートなはずの時間も制限を受けます。

本来、就業時間が終われば自由な時間、というのが至極真っ当な労働環境ですよね。

しかし、警察学校の生活では放課後ですら自由に使うことが出来ません。

自由に家族や彼氏、彼女と連絡を取ることもできません。

外出には門限がありますし、寝る前にも必ず決まった時間に出欠を取られます。

自分の好きな時間に寝ることもできない環境なのです。

また、土日の休みであっても、何らかの事情で警察学校に残らざるを得ないこともあります。

土日であっても、警察学校には当直の教官が何人か居るため、行動はある程度制限されています。

日々の訓練や授業が辛すぎる

警察学校のカリキュラムは超過密で、毎日色々な科目が詰め込まれています。

警察学校の一日の流れについてはコチラ

入校中は、職務で必要な資格をいくつも取らされることもあり、放課後にも勉強しないと間に合わなかったりします。

また、座学での授業以外にも柔道・剣道・逮捕術といった術科訓練も盛りだくさんです。

術科でへとへとになった直後、座学で難しい法律を学んだりするわけです。

こうした環境だと、よっぽど体力に自信がある者でない限り、授業中はとにかく眠くなります。

しかし、警察学校では授業中の居眠りはご法度です。

授業時間はひたすら睡魔との戦いに費やされることになります(笑)

yotaroも何粒ミンティアやフリスクを噛みしめたか分かりません。

とにかく授業はひたすら眠かった記憶ばかり残っています。

こうした毎日で週末には満身創痍になるため、警察学校には二度と戻りたくない!という意見になるのですね。

スポンサーリンク

現場の方が厳しい!警察学校の方が楽だよ派の意見

学生生活の延長感覚で、警察学校も楽しかった~という猛者も一定数居ます。

現場(警察署)でも理不尽なことがたくさんある!

警察学校では理不尽なことで怒られたり、罵声を浴びる機会が多々あります。

しかし、それは現場に出てからも同じこと。

酔っ払いから心無い罵声を浴びせられたり、被留置者から税金泥棒と罵られたり。

とは言え、こうしたバ〇からの理不尽な罵声は仕事として割り切れる部分もあるもの。

しかし、身内である上司や相勤者の先輩から理不尽な罵声を浴びせられるとなると、精神的に参ってしまうこともあります。

参考記事 警察官はうつ病になりやすい?

警察学校の教官から受ける罵声は、指導カリキュラムの一環として受け入れることもできます。

しかし、現場には人格異常者としか思えないような幹部も居るため、ハラスメントが常態化していることもあります。

上司や職場環境に恵まれなかった方にとっては、よっぽど警察学校で受ける理不尽の方がマシに感じるでしょうね。

警察学校は土日休めるし、急な呼び出しも無い

極端な話、警察学校では無心で授業を受けて運動をしていれば給料がもらえます。

一応土日もありますし、祝日も休めます。

しかし、一線署ではそうもいきません。

三交代制の勤務であれば、丸一日泊りの勤務になりますし、非番や休日に呼び出しを受けることもあります。

参考記事 警察官の勤務形態 三交代勤務について

休日に警察署から呼び出しの電話があると絶望しますよね(笑)

土日休みの勤務形態であっても、月に何回かは泊りの勤務がありますし、平日家に帰ってから呼び出されることも珍しくありません。

こうした現場の実態を経験して、警察学校が天国に思えてくる、という意見も出てくるわけですね。

警察学校もたいがい酷い環境ですが、完全に感覚がマヒしています。

スポンサーリンク

警察学校と現場 どちらが厳しいかは当事者の主観による

警察学校と現場、どっちが厳しいのか?

双方の意見を記載してきました。

結局のところ、どちらが厳しいのかは当事者の考え方次第ですね。

yotaroの個人的な意見としては、「どっちかと言えば警察学校の方が楽だった」と思います。

かといって、「警察学校に戻りたいか?」と聞かれれば「絶対に戻りたくない!!」と答えますね(笑)

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
警察学校