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警察官の休みはいつ?勤務形態ごとの休日を元警察官が解説します

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

警察官の仕事に興味のある方の中には、

「警察署は24時間やっているけど、警察官の休みっていつなの?」

といった疑問をお持ちの方が居ると思います。

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警察官は勤務形態ごとに休みが異なる

警察官と一言で言っても、様々な勤務形態があります。

泊まり勤務ばかりの人もいれば、めったに泊まりがない人もいます。

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警察官の勤務形態ごとの休み

三交代勤務 休みは土日だったり平日だったりする

三交代勤務は、泊まり、非番、休みという勤務形態で、だいたいの県警がこの勤務形態を採用しています。

警察官は24時間対応をしなければならないため、泊まり勤務無しに運営は成り立ちません。 警察学校を卒業して、一番最初に経験する勤務形態がこの「三交代勤務」です。

勤務員を3つのグループに分けて、泊まり、非番、休みをローテーションで回していきます。

休みは平日になったり、土日になったりとまちまちです。

泊りの日は、朝8時30分から翌朝の8時30分まで丸一日拘束されます。

泊りの翌朝8時30分からは「非番」、非番の翌日が「休み」になります。

非番にさっさと帰ることができれば、実質2連休くらいの感覚になるのが三交代の良いところです。

三交代勤務の詳しい流れについては以下の記事を参照してください。↓

補足 県によって異なるパターンも

余談ですが、県警によっては泊り非番、泊り非番、休休といった、二連続泊まって休みが二つ続く方式の県もあるようです。

また、警視庁は四交代勤務になっており、他の県警とは勤務サイクルが異なります。

参照:令和5年度警視庁採用サイト

主な三交代勤務の部署

・警察署の地域課

・警察署の留置管理課

・高速道路交通警察隊

・通信指令室

六交代勤務・八交代勤務 基本土日休みだが平日に休みがあることも

中 6交代勤務、 8交代勤務は、 基本的に平日午前8時30分~午後5時15分までの 「日勤勤

ベースに、6日に1度ないし8日に1度泊まり勤務が入ってくるパターンです。

休みは基本的に土日ですが、土日に泊まり勤務が入る場合があります。 そういった場合、土日 に泊まった分休みが平日に充てられます。

とは言え、実際に平日休めるかどうかは別の話になってきます。

主な六交代・八交代の部署

・警察署の刑事、生活安全、警備、交通、警務課等

・警察署の駐在所勤務員

日勤勤務 土日祝日が休み

平日午前8時30分から午後5時15分まで勤務するのが「日勤勤務」です。

基本的に泊まりをすることはありません。

警察官の中でも、あまり現場に行かないデスクワークメインの人がこの「日勤勤務」になります。

一般的な会社員や行政系公務員では最も多い勤務ですが、警察官では少数派です。

主な日勤勤務の部署・人

・警察署の署長・副署長

・メンタル不調で泊まれない人や病気明けの人

・育児中の人

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勤務上 「休み」であっても必ずしも休めるわけではない

ここまで勤務形態ごとの休みを紹介してきました。

「土日が泊りの場合、平日に休みがもらえるなんていいね!」

と思われた方もいるかもしれません。

しかし、実際のところ平日にあてがわれる「休み」はほぼ休めない扱いです。

勤務上休日であっても、平日であれば当然仕事をしに来るのが警察の流儀なのです。

休みに呼び出されることや制限をかけられることもある

仮に休めたとしても、事件や事故によって突然呼び出しをくらうこともあります。

警察官の「休み」ほどカタログスペックがアテにならないものはないので、警察官を目指す方は心しておきましょう。

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警察の組織事情