こんにちは、元警察官のyotaroです。
「不在着信の番号を確認してみたら、警察署の電話番号だった!」
そんなことがあると、びっくりしますよね。
「何も悪いことをしていないのに・・・」と、不安を覚える方も多いと思います。
警察署から電話がかかってくるのは、必ずしも悪いことではありません!
そこで今回は、警察署から電話がきたときに、考えられる理由について何パターンかお話します。
警察署から電話がかかってくるケース
落とし物に関する連絡
警察署から電話がかかってくる場合、遺失物・拾得物に関する報告の可能性があります。
あなたが落とし物について、警察に届け出ていなかったとしても、拾って届けてくれた人がいれば、持ち主に対してをすることがあります。
典型的なのは、財布を落とした時などで、運転免許証などから連絡がつくことがあります。
事件の被害者・参考人
あなた自身が、なんらかの事件の被害者や参考人になって、話を伺うために連絡をする可能性があります。
例えば、あなたが数年前に自転車盗の被害届を提出していたとします。
被害届を提出した当時は発見できなくても、数年後に盗まれた自転車が発見されることがあります。
そういった時にも、警察から被害者に連絡がいきます。
他に考えられる例としては、あなたの知人が何らかの事件で捕まった場合、被疑者の普段の様子を知るための「参考人」として連絡がいくことがあります。
この場合ですと、事案の程度のよっては、供述調書作成のための依頼があるでしょ
家族や親戚が交通事故を起こしてしまった
あなたの家族が交通事故を起こして怪我をしてしまった場合、連絡がいくことが考えられます。
ささいな怪我であれば家族に連絡はしませんが、
病院に搬送されるような大けがの場合は、家族に必ず連絡をします。
最悪の事態が想定されるからですね。
家族や親戚が事件を起こした、保護された
あなたの家族や親戚が逮捕された時や、泥酔などで警察署に保護された時にも家族や親戚に連絡がいきます。
逮捕後に釈放される時や、酔いがさめて保護が解除される時は、身元の引受人が必要になります。
身元の引き受けは、身内の人に署名をいただく必要があるため、その手続きのために連絡をします。
その他
その他にも、
・誰かと連絡を付けたいが、連絡がつかないため、知人であるあなたに連絡をした ・交通事故で一時的に車を道路から退避させたが、退避先が私有地だったため許可をとりたかった
警察署から電話がきたら折り返した方がいい?
警察署から着信があった場合、心当たりがあるのであれば、一度その番号に折り返してみても良いでしょう。
ただし、警察署に連絡をかけても、
「担当者が不在、もしくは誰がかけたかわからない」
なんてこともありがちです。
折り返してもよく分からなかった場合や、心当たりがない場合は、再度警察署から連絡がくるのを待ちましょう。
不安に思われる方もいるでしょうが、誰が何の要件でかけたのかよくわからないような電話であれば、おそらくたいした用件ではありません。
警察署は忙しい時や、夜間の当直時間帯に入ると、こうした電話の行き違いがよく発生します。
電話をかけた人も周りの人も余裕がなくなるので、情報が共有されないのです。