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【奈良県警不祥事】交番でSwitchで遊んでいた巡査部長を懲戒処分!皆が恐れる監察

この記事を書いた人
yotaro

警察歴8年、元某県警の巡査部長。
結婚を機に転職し、今は別の仕事をしています。
警察に興味のある方や、警察官試験に興味のある方向けに情報を発信しています。
実際の現場で経験した「リアルな声」をお届けしたいと思っています。

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こんにちは、元警察官のyotaroです。

奈良県警の不祥事が世間を騒がせていますね。

詳細は以下のとおりです。

交番勤務中にニンテンドースイッチで10回17時間遊ぶ…抜き打ち検査で発覚、給料差し引く方針

交番勤務中にゲーム機で遊んでいたとして、奈良県警が天理署地域課の40歳代の男性巡査部長を本部長注意の処分にしていたことが、わかった。処分は5日付。

 県警監察課によると、巡査部長は天理市内の山の辺交番に勤務。昨年11月~今年2月、勤務中に私物の「ニンテンドースイッチ」を休憩室のテレビに接続し、計10回17時間にわたって遊び、仕事を怠っていた。

 同課員が月数回の抜き打ち検査業務で、2月1日に交番を訪れ、テレビに接続された状態のゲーム機を発見。巡査部長は調査に「事案が少ない時間帯にゲームをしていた」と認め、反省しているという。今後、ゲーム機で遊んでいた時間分の給料を巡査部長の給料から差し引く方針。

 監察課は「職員の指導を徹底して再発防止に努める」としている。

交番勤務中にニンテンドースイッチで10回17時間遊ぶ…抜き打ち検査で発覚、給料差し引く方針(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース

勤務中にスイッチをやっているのがお偉い方にバレて、減給処分という内容です。

元警察官的には、

「ちょっと可哀想」という気持ちと、「流石にテレビゲームはやりすぎだな」という感想です(笑)

以下、今回の不祥事の背景事情について解説していきます。

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交番・駐在所には定期的に本部のお偉い方が来る抜き打ち検査「随時監察」がある

今回、巡査部長のサボりが発覚したのは、県警本部監察課員による「抜き打ち検査」との報道です。

この抜き打ち検査は警察用語で「随時監察」と呼ばれ、多くの現場警察官から恐れられています(笑)

私自身、現職時代は大嫌いでしたし、クソ迷惑な連中だなと思っていました。

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随時監察が来るとどうなる?

随時監察が来ると、

・警察署の備え付けの書類の有無

・毎朝どんな指示を受けているか

・監察の意義を知っているか否か?

・交番内のセキュリティに問題はないか

などなど、各種点検項目に応じた点検や質問を行います。

点検の結果は採点され、後日警察署長まで報告が行きます。

ぶっちゃけ、難癖のような指摘もあるため、現場警察官のほぼ全員が監察を嫌っているでしょう。

隣接署の管内で随時監察が入ると、電光石火のように

「監察が来たぞ!」

と近隣の警察署にも情報共有がなされ、それぞれ対策を行ったり、交番を出てパトロールに出かけ始めるのです。

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今回の巡査部長は運悪く一発目の随時監察に当たってしまった可能性がある?

今回の奈良県警巡査部長が抜き打ち検査に引っかかってしまった理由としては、

・監察が動いているという情報共有がなされていなかった

・その日一発目の随時監察にぶち当たってしまった

などが考えられます。

さすがに交番でスイッチをやるなよ、という大前提はあります。

しかし、警察署や交番で、休憩中や夜勤中にスマホゲームをやっている警察官はいくらでもいます。

むしろ、一切やったことのない警察官の方が少ないでしょう。

今回の警察官は交番勤務中とのことですが、交番であっても休憩時間や仮眠時間はあります。

事案があれば休憩時間なんて潰れますし、その代替の休みも無いのが警察官の勤務実態です。

今回の不祥事は、「タイミングが悪かったなぁ」とちょっぴり気の毒にも思います。

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