こんにちは、元警察官の yotaro です。
今回は、私が現職中に経験した 「これってあるあるじゃない?」というネタを紹介します。
警察官なら誰しもそんな経験がある?かもしれないネタを集めてみました。
今後色々思い出したら追記していきます。
クリーニングしたばかりの制服に限って汚れる
警察官は端正な身だしなみでいることを求められ、制服をちょくちょくクリーニングにかけます。
Yシャツがよれよれだったり、ズボンのラインが消えかかっていると上司から指導されるため、しぶしぶクリーニングに出すわけです。
とはいえ、クリーニングしたての制服のパリッとした感じ、決して悪い気はしないものです。
そんなクリーニングおろしたての日に限って、雨が降っていたり、検視に駆り出されたり、酔っ払いの保護があったりと制服が汚れる事案に見舞われます。
制服はある種作業着のようなものですが、めちゃくちゃ萎えます。
昼飯or夕飯にラーメンを頼むと事案がある
警察官は勤務中に出前を頼むことがあります。
そんな時にラーメンなどの麺類を頼むのは縁起が悪いとされています。
その理由は、麺類を頼むと何かしら事案が起きて、伸びた麺を食べることになるからだそうです。
そうしたジンクスのせいか、あまり警察官で麺類を頼む人は少なかったです。
若手が麺類なんて頼んだ日には「お前度胸あるな~」なんてからかわれます。
実際にラーメンと事案の発生に因果関係はありませんが、警察特有の「ゲン担ぎ」のようなものです。
手錠に埃が溜まる
あまり手錠を使う機会が無い人の場合、点検教練などの機会に手錠を取り出すとめっちゃ埃がたまっていることがあります。
そういった手錠を見られると、「お前全然仕事してないな~!」とからかわれます。
「今日は平和だな~」なんて言うと事案がある
当直時間帯、「今日は平和だな~」なんて言ってしまうと事案が発生します。
当直中は余計なことを言わず、交代時間まで油断せず、粛々と勤務をすることが求められます。
その他にも事件・事故を臭わせる発言も縁起が悪いのでNGとされています。
そんな中でも「検視」のワードは特にNGで、安易に当直中に「検視」なんて言葉を発する刑事の当直に睨まれるでしょう。
交代間際に事案がある
Yotaroが居た県警では朝8時30分が三交代勤務、当直の交代時間でした。
だいたいもう7時30分を過ぎたあたりから終わりの雰囲気になりますが、 冷や水をぶっかけるようなタイミングで事案は発生するものです。
交通事故程度ならまだしも、事件や検視が発生した日には最悪です。
おそらく午前中には帰れないでしょう。
久々の無線で略号を忘れる
地域課の警察官以外だと、なかなか日常的に無線を吹く機会が少なくなります。
そんな状況で、当直で無線を吹くシチュエーションがくると、昔使っていた略号が咄嗟に出てこないことがあります。
和文通話表、欧文通話表と呼ばれるもので、警察学校で暗記させられます。(笑)
和文通話表や欧文通話表をご存じですか?無線通話などで「シ」と「ヒ」や「B」と「D」など、発音が似ている文字を伝えるときに使用するもので、「新聞のシ」や「飛行機のヒ」、「ブラボーのB」や「デルタのD」と言い換えて伝えます。名前や住所等を正確に伝えなくてはいけないときにおすすめです。 pic.twitter.com/Dmd8pBlIXi
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) April 20, 2023
当直で眠れないとハイになる
当直勤務中、事案発生で完徹になると、疲れも通り越してハイになります。
帰宅後は泥のように眠ることは言うまでもありません。
非番の午後1時頃、昼寝のつもりで寝たら、夜中の9時頃だったなんてこともあります。
また、完徹で作成した書類はケアレスミスも多く、後日大量の修正指示が・・・
めったに電話をとらない人が電話を受けると面倒な事案を引く
警察署には電話がなってもなかなか出ない 「ゴンゾウ」 がいます。
そんなゴンゾウが仕方なしに電話を取った時に限って、検視や火災などのロクでもない事案を引くことがあります。
私が若手だった頃、「お前が取らなかったせいで検視引いたぞ!」とゴンゾウから冷やかされたことがありました(笑)
若手が精神異常者の相手をさせられる
警察署にはよく頭のおかしい人からの電話がかかってきたり、直接窓口に来ることがあります。
そんな時は若手の出番です。
とりあえず意味不明な言動を繰り返すので、若手はひたすらハイハイと話を聞くことになります。
パトカーの中に鍵を置いたままにしてロックする
パトカーは盗難防止のために、降りてドアをしめたら自動でロックするようになっています。
通常警察官は、パトカーの鍵を複数個ペアで持ち歩きますが、うっかりさんだと車の中に鍵を全部置いてしまうことがあります。
そんな時は、警察署から予備カギを持って応援に来てもらうことになります。
私自身、一度これをやっちまった経験があります。